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【通貨】外為サマリー:1ドル117円70銭台へ上昇、上海株高などで買い優勢

 19日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=117円71銭前後と前日午後5時時点に比べ60銭強のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=128円11銭前後と同60銭強のユーロ高・円安で推移している。

 この日発表された中国10~12月期実質国内総生産(GDP)は前年比6.8%増と市場予想(6.9%増)を若干下回った。これを受け、一時、117円24銭までドル安・円高が進む場面があった。しかし、中国上海株式市場は堅調に推移していることなどから、下値に買いが流入。正午過ぎ以降、ドル買い・円売りが優勢となり午後2時30分過ぎには一時117円83銭まで上昇した。

 黒田日銀総裁が、この日の参院予算委員会で「物価の基調が変化して2%の物価目標の達成に必要なら、ちゅうちょなく金融政策を変更する」と述べたことも、円売り要因となった。

 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0882ドル前後と前日に比べ 0.0010ドル前後のユーロ安・ドル高で推移している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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