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【材料】大手海運株が高い、バルチック指数最安値更新続くも低PBR着眼で買い戻し

 日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>など大手海運株が高い。中国経済の鈍化などを背景に鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の低迷が続いている。ばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数は前日時点で4ポイント安の369と10日連続で最安値更新となっている。ただ、大手3社とも昨年来安値更新基調にあるなか、市況低迷は先駆して株価に織り込まれており、PBRは郵船が0.5倍台、川崎汽船が0.4倍台、商船三井が0.4倍を割り込む水準まで売られており水準訂正妙味が浮上している。

 川崎汽船については「燃費の良い大型コンテナ船を今期5隻投入、来期はこのコスト削減効果が見込めることで、経常利益は今期推定比5割増と急回復が見込める」(業界担当アナリスト)との見方も底値買いに反映されているようだ。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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