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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミネベア、国際石開帝石、エーザイ、アルプス

■ミネベア <6479>  916円  -15 円 (-1.6%)  本日終値
 ミネベア<6479>が続落。SMBC日興証券では、スマートフォンの有機ELディスプレイへの移行は今後2年間進まないと指摘。全てのスマートフォンでOLED化が進むことが確定したわけではないとの見方で、バックライト喪失を考慮しても株価は下がりすぎと解説。極端にバリュエーションの低下した同社株に対する関心は回復するとみて レーティング「1」を継続。また、仏系有力証券はレーティングを「アウトパフォーム」から「買い」に引き上げ、目標株価1240円を継続している。

■不二越 <6474>  446円  -7 円 (-1.6%)  本日終値
 不二越<6474>が3日続落。大和証券は同社の16年11月期について、第1四半期前後までは、自動車業界の減産及び同社の在庫調整の影響が収益改善の重荷となる公算が大きいと指摘。ただ、軸受の受注動向には底打ちの兆しも出つつあるほか、工具・油圧の受注堅調やラインアップ拡充効果も含めたロボットの高成長は変わらずとみて、業績モメンタムは、徐々に回復方向に向かうとの見解を示している。投資判断は「2」(アウトパフォーム)を継続、目標株価は650円から600円へ引き下げている。

■国際石油開発帝石 <1605>  985.2円  -14.5 円 (-1.5%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、日本海洋掘削<1606>など資源開発関連株が安いほか、原油価格に連動するETNでボラティリティの高いNEXT NOTES 日経・TOCOM 原油ダブル・ブルETN<2038>も上場来安値更新と原油市況安と連動する銘柄群に売りが集まった。前日のWTI原油先物価格は終値ベースでもついに1バレル=30ドル台を割り込むなど、原油市況の下げが加速しており、これが大きく嫌気される格好となった。

■エーザイ <4523>  7,146円  -83 円 (-1.2%)  本日終値
 エーザイ<4523>は3日続落。同社はこの日、自社創製の新規抗がん剤レンバチニブメシル酸塩(一般名、レンバチニブ)が、進行または転移性腎細胞がんに係る適応拡大申請で米国食品医薬品局(FDA)に受理され、優先審査品目に指定されたことを初表した。FDAの優先審査指定は、疾患の治療、予防、診断において、有効性あるいは安全性に顕著な改善をもたらす可能性のある薬剤の新薬承認審査を迅速に進める制度。この指定により、審査終了目標日は、申請提出日から6カ月後の今年5月16日に指定されており、早期の収益寄与が期待される。

■アルプス電気 <6770>  2,701円  -25 円 (-0.9%)  本日終値
 アルプス電気<6770>が3日続落。SMBC日興証券は同社について、ハイエンドスマートフォンの生産減速により上振れ幅が限定的であること、自動車向け部品の利益率改善が従来予想ほど進んでいないこと、グローバル自動車生産台数の伸び悩み影響がアルパイン<6816>だけでなく本体の事業にもみられることなどを考慮し、同証券による業績予想を引き下げている。ただ、17年3月期から、ハイエンドスマートフォンがデュアルカメラを採用することとOISの搭載率上昇に伴う恩恵を受けるとのシナリオは変わらず、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は4000円から3500円へ引き下げている。

■旭化成 <3407>  756.3円  -6.9 円 (-0.9%)  本日終値
 旭化成<3407>が続落。クレディ・スイス証券では、15年12月の請負住宅受注状況で受注金額が前年同月比16%減となったことを受け、14年12月の受注金額が12月単月では過去最高であったことを考慮すると、広告宣伝活動に制約があるなか健闘していると指摘。杭工事の影響は現時点では不明としながらも、単月での受注解約数に大きな変化はなく、12月の受注解約数は11月よりも減少していると解説。杭工事の調査費用は第3四半期決算時点で見積もりが開示されるとみて、レーティング「ニュートラル」、目標株価930円を継続している。

■しまむら <8227>  13,100円  -30 円 (-0.2%)  本日終値
 しまむら<8227>は反落も底堅い。東海東京調査センターが15日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を1万6300円に引き上げている。同調査センターでは「16年2月期第3四半期累計(3~11 月)決算で、売上総利益率の底打ちを確認することができたと判断、バリュエーションについては、今回から目標株価算定基準年度を15 年度から16年度へ変更、衣料専門店業界16 年度予想平均PER21 倍弱を参考に目標株価を1万5500 円から1万6300 円へ引き上げる」としている。

■アニコムHD <8715>  2,817円  -5 円 (-0.2%)  本日終値
 アニコム ホールディングス<8715>が利益確定売りに反落。前週末15日の取引終了後に発表した、12月度の月次経営パラメーターで、重要視されるNB(ペットをこれから飼おうとする飼い主が対象でペットショップ代理店経由での契約)新規契約件数は前年同月比14.3%増の7277件となり、14カ月連続で前年実績を上回ったが、前日に大幅高した反動から利益確定売りが先行している。なお、正味収入保険料も21億7800万円(同14.4%増)と9カ月連続プラスで3カ月連続の21億円超えとだった。

■コマツ <6301>  1,755円  -2.5 円 (-0.1%)  本日終値
 コマツ<6301>は続落。中国景気減速に対する懸念が強まるなか、ここ再びボラティリティを高め下値模索の動きにある上海株式市場の動向にも神経を尖らせる状況が続いている。きょうも上海株市場は安く始まり、連日の昨年来安値更新となっており、中国関連株にはネガティブ材料として働いている。

■ガーラ <4777>  601円  +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 ガーラ<4777>が急騰。一時、前週末比98円高の599円まで買われた。同社は15日、韓国のPlay Works Corporationが開発したスマートフォンゲームアプリ「アーケイン」日本語版を子会社のガーラジャパンがサービス提供することを決めたと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。このゲームアプリは、韓国で2015年9月にアンドロイド版韓国語のダウンロード配信が開始され、ダウンロード数は12月末で163万を超えている。ガーラジャパンは欧州や韓国、中国、台湾を除く全世界でアンドロイド版およびiOS版の日本語版を提供。提供開始時期は現在調整中だとしている。

●ストップ高銘柄
 シンワアート <2437>  359円  +80 円 (+28.7%) ストップ高   本日終値
 ガーラ <4777>  601円  +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値
 グリーンペプタイド <4594>  504円  +80 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 タカキタ <6325>  640円  +100 円 (+18.5%) ストップ高   本日終値
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 ドーン <2303>  2,355円  -500 円 (-17.5%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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