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【通貨】NY為替:ドル・円は116円97銭、低調な米国経済指標で追加利上げ観測が後退、ドル下落


 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円34銭から116円51銭まで下落し116円97銭で引けた。米12月小売売上高で国内総生産(GDP)算出に使用されるコア小売が予想外に減少したほか、2015年通年では景気後退時2009年以来の低い伸びに留まったこと。また、1月NY連銀製造業景気指数も景気後退時の2009年3月来で最低となったことを受けて、追加利上げ観測が後退しドル売りが加速。さらに、原油価格が再び30ドルを割り込み、世界経済の景気後退入り懸念が強まり、リスク回避の円買いも加速した。


 ユーロ・ドルは、1.0907ドルから1.0985ドルまで上昇し、1.0914ドルへ戻して引けた。米国債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、128円24銭から127円62銭へ下落した。


 ポンド・ドルは、1.4363ドルから1.4252ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0042フランから0.9958フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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