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【市況】日経平均は7日ぶり大幅反発、外部環境の落ち着きを好感し500円近い上昇/相場概況


日経平均は7日ぶり大幅反発。12日の海外市場では、中国株に下げ渋りの動きが見られたほか、原油先物価格が一時30ドルを割り込んだもののNYダウは117ドル高と上昇した。こうした流れに加え、日経平均は年初からの6日続落に対する反動が意識され、230円高からスタートした。中国・人民元基準値が前日とほぼ同じ水準に設定され、為替相場が1ドル=118円台まで円安方向に振れたことから、前場の日経平均は上げ幅を拡大する展開となった。後場に入ると伸び悩む場面があったものの、本日の高値圏で取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比496.67円高の17715.63円となった。東証1部の売買高は21億3909万株、売買代金は2兆4961億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、ゴム製品、空運業、証券、その他製品、金属製品が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、村田製<6981>、ソフトバンクグ<9984>など売買代金上位は全般上昇。富士重<7270>やブリヂス<5108>が5%超、任天堂<7974>が6%超の上昇に。さくら<3778>は一時マイナスに転じたものの、大引けにかけて切り返した。また、関電化<4047>、フォーバル<8275>、ヒトコム<3654>などが東証1部上昇率上位となった。一方、KDDI<9433>は小幅高にとどまった。吉野家HD<9861>は3%超の下落に。また、ジャステック<9717>、キャリアDC<2410>、クリエイトSD<3148>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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