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【市況】東京株式(大引け)=479円安、98%の銘柄が下落

 12日の東京株式市場はリスクオフの流れが強まり、大幅続落。日経平均は一時500円を超える下げをみせるなど波乱展開を極めた。

 大引けの日経平均株価は前週末比479円安の1万7218円96銭と大幅安で6日続落。東証1部の売買高概算は26億3516万株、売買代金概算は2兆9731億9000万円。値上がり銘柄数は33、対して値下がり銘柄数は1890、変わらずは12銘柄だった。

 きょうの東京市場は海外株安や為替の円高などを背景にリスク回避の売りが続き、下値模索の動きが続いた。中国・上海株の下げや原油市況の急落を嫌気する売りが勢いを増しており、主力株をはじめ弱気一色の状況。ファンダメンタルズ面からは想定しにくい下げだが、買い手控えムードの強いなか仕掛け的な売りが下げを助長している。一部の中小型材料株が人気をみせたほかは総売り状態といってよく、東証1部全体の実に98%弱の銘柄が下げる展開となった。年明けから一度も高い日がないばかりか、6日間で下げ幅は1800円を超え、下落率も9.5%という暴落。市場では売られ過ぎとみる向きも多く、今週後半の動きが注目される。

 個別では、ソニー<6758>が売られ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。村田製作所<6981>が大きく下落、キーエンス<6861>の下げも目立つ。ダイト<4577>、日本コークス工業<3315>が急落、イオン<8267>、SUMCO<3436>も大幅安となった。

 半面、さくらインターネット<3778>が連日のストップ高となったほか、コア<2359>も値を飛ばした。バンダイナムコホールディングス<7832>、KLab<3656>も物色人気。東京製鉄<5423>も買われた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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