【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:栄研化、東京製鉄、安川電、イオン
■栄研化学 <4549> 2,254円 +216 円 (+10.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率5位
栄研化学<4549>が大幅高。同社は8日取引終了後に、海外市場の尿定性検査事業でシスメックス<6869>と業務提携したと発表。これが材料視されているようだ。具体的には、栄研化学が保有する尿定性分析技術や商品をシスメックスに海外市場向けとして供給し、シスメックスが自社ブランドとしてその販売・サービスネットワークを活用し販売する。
■技研製作所 <6289> 1,600円 +113 円 (+7.6%) 11:30現在
8日、技研製 <6289> [東証2] が決算を発表。16年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比95.4%増の14.7億円に拡大して着地したことが買い材料。旺盛な防災・インフラ整備工事を背景に、圧入機の販売が好調で、43.8%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の22.2億円に対する進捗率は66.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■東京製鐵 <5423> 729円 +35 円 (+5.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
東京製鉄<5423>が8日ぶりに反発。前週末8日の取引終了後、16年3月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の1320億円から1340億円(前期比19.1%減)へ、営業利益を130億円から170億円(同28.7%増)へ上方修正したことが好感されている。国内外の鋼材市況が低迷するなか、製品出荷単価の値下がりが想定より小幅にとどまったことに加えて、主原料の鉄スクラップ購入価格が一段と値下がりしたことが要因。また、軟調な原油価格を反映して電力料金や燃料費などのエネルギーコストも想定以上に低減したことも寄与したという。
■島忠 <8184> 2,724円 +123 円 (+4.7%) 11:30現在
島忠<8184>が4日ぶりに反発。同社は8日取引終了後に、16年8月期第1四半期(15年9月~11月)の単独決算を発表。営業利益は25億4400万円(前年同期比34.5%増)となり、上半期計画49億9200万円に対する進捗率は51%に達した。売上高は376億6500万円(同1.3%減)にとどまったが、販売費および一般管理費の減少などが利益を押し上げた。
■パスコ <9232> 427円 +10 円 (+2.4%) 11:30現在
パスコ<9232>が急反発。安倍政権では2020年の東京五輪をメドに自動運転車の実用化と普及促進に積極姿勢をみせている。経済産業省は市街地をイメージした専門テストコースを整備するなど、政策的側面から支援を強め、車載センサーなど同分野の研究開発も後押しする構えにある。そのなか航空測量サービス大手の同社は、昨年10月に内閣府から自動走行システムの調査検討事業を受託した7社のうちの1社ということもあって、注目度が高まっている。
■ヘリオス <4593> 1,160円 +27 円 (+2.4%) 11:30現在
ヘリオス<4593>が反発。前週末8日の取引終了後、米バイオテクノロジー企業のアサーシス社(オハイオ州)と、幹細胞製品「MultiStem」について、国内における再生医療など製品に関するライセンス契約を締結したと発表しており、将来的な業績への寄与が期待されている。今回の契約は、主に「MultiStem」を用いた脳梗塞に対する細胞治療医薬品の開発・販売に関する国内の独占的なライセンス契約などで、契約に伴いヘリオスはアサーシス社に対して契約一時金1500万ドルを支払うほか、開発段階に応じた開発マイルストンとして最大で合計3000万ドルを支払うことになる。また、発売後は、販売額に応じたランニングロイヤルティーを支払うとしている。なお、同社では、手元資金の厚みを増すことを主目的にみずほ銀行など4行から総額20億円の借入を行うことをあわせて発表。これらにより、16年12月期決算において、研究開発費約21億円を販管費に、また支払利息約3000万円を営業外費用に計上する見込みだ。
■安川電機 <6506> 1,447円 +17 円 (+1.2%) 11:30現在
安川電機<6506>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、今期の利益成長を牽引してきたロボット事業に続き、来期以降はMC事業の新商品投入による構成改善や需要上振れが利益成長を支えていくと指摘。スマホ関連投資増に伴うACサーボの受注高が早々に実現すると想定して、今上期同様、来上期もスマホを含むエレキ向け需要増の恩恵を大きく享受し、増益基調を維持すると解説。レーティングを「中立」から「コンビクション買い」に、目標株価を1460円から1850円に引き上げている。
■熊谷組 <1861> 333円 +3 円 (+0.9%) 11:30現在
熊谷組<1861>が4日ぶり反発。全体相場は下値模索が続いているが、海外要因や為替の動向の影響を受ける輸出株と比べ、内需で収益環境に政策的な後押しが利く建設セクターは相対的に優位性がある。同社はトンネル工事では業界でも一目置かれる存在で、過去に青函トンネルなどで受注実績を持つ。世紀のビッグプロジェクトともいえるリニア中央新幹線関連工事では全長285キロメートルのうち86%がトンネル区間であることから、同社の収益機会に注目する声が強い。リニア関連では既に品川駅新設南工区をJV(共同企業体)で受注している。
■マクドナルド <2702> 2,559円 +4 円 (+0.2%) 11:30現在
日本マクドナルドホールディングス<2702>がしっかり。前週末8日の取引終了後に発表した12月の月次動向で、既存店売上高は8.0%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。「おてごろマック」や「グラコロ」などの期間限定メニューが好調だったことが寄与した。24時間営業店舗の減少や、改装店舗の一時閉店による全体的な営業時間の減少で客数は同2.6%減だったが、客単価が同11.0%増と大幅増となり、既存店売上高を押し上げた。なお、全店売上高は同5.4%増とこちらも4カ月ぶりに前年実績を上回った。
■イオン <8267> 1,606円 -173.5 円 (-9.8%) 11:30現在 東証1部 下落率3位
8日、イオン <8267> が決算を発表。16年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益が174億円の赤字(前年同期は293億円の黒字)に転落したことが売り材料。前年同期はウエルシア <3141> の子会社化に伴う300億円強の特別利益があり黒字を確保していたが、今期は法人税負担の増加や減損損失の計上などが響き赤字に転落した。
■マニー <7730> 2,029円 -183 円 (-8.3%) 11:30現在 東証1部 下落率8位
8日に決算を発表。「9-11月期(1Q)経常は18%減益で着地」が嫌気された。
マニー <7730> が1月8日大引け後(15:30)に決算を発表。16年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比18.1%減の8.6億円に減り、9-2月期(上期)計画の21.7億円に対する進捗率は39.9%にとどまり、5年平均の48.1%も下回った。
⇒⇒マニーの詳しい業績推移表を見る
■村田製作所 <6981> 14,745円 -825 円 (-5.3%) 11:30現在
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株への売りが継続。米アップル社のiPhone最新モデルの減産見通しが有力サプライヤーである同銘柄群への売り圧力に反映されている。ただ、下げ幅は縮小傾向にあり、足もとは値ごろ感からの押し目買いも想定される場面だ。米国では前日のアップル株が続伸と下げ止まる動きをみせていることもポジティブに働く可能性がある。
■日経レバ <1570> 12,510円 -590 円 (-4.5%) 11:30現在
NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅安で6日続落。ここ中国・上海株の波乱などを背景とした世界株安のなか、東京市場もリスクオフの流れに巻き込まれている。同銘柄は日経平均株価の2倍の値動きが想定されるETFであり、ボラティリティの高い特性が下げに反映されている。ただ、全体相場も突っ込み警戒感の働く場面であり、同銘柄のリバウンド妙味に着目した押し目買いも観測、寄り後は1万2600円台で下げ渋っている。商い高水準で売買代金は東証で断トツ、個人投資家の注目度の高さがうかがわれる。
■ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 11:30現在
ブロッコリー<2706>がストップ高。同社は8日の取引終了後、KLab<3656>との業務提携を発表、これを好感する動き。業務の第1弾サービスとして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発を開始し、両社の関連事業(プロモーション、イベント運営等)においても、相互に協力関係を構築していく。
●ストップ高銘柄
SJI <2315> 61円 +30 円 (+96.8%) ストップ高 11:30現在
インフォテリア <3853> 1,341円 +299 円 (+28.7%) 一時ストップ高 11:30現在
ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 11:30現在
グリーンペプタイド <4594> 468円 +80 円 (+20.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
さくらインターネット <3778> 1,760円 +300 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
栄研化学<4549>が大幅高。同社は8日取引終了後に、海外市場の尿定性検査事業でシスメックス<6869>と業務提携したと発表。これが材料視されているようだ。具体的には、栄研化学が保有する尿定性分析技術や商品をシスメックスに海外市場向けとして供給し、シスメックスが自社ブランドとしてその販売・サービスネットワークを活用し販売する。
■技研製作所 <6289> 1,600円 +113 円 (+7.6%) 11:30現在
8日、技研製 <6289> [東証2] が決算を発表。16年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益が前年同期比95.4%増の14.7億円に拡大して着地したことが買い材料。旺盛な防災・インフラ整備工事を背景に、圧入機の販売が好調で、43.8%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の22.2億円に対する進捗率は66.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。
■東京製鐵 <5423> 729円 +35 円 (+5.0%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
東京製鉄<5423>が8日ぶりに反発。前週末8日の取引終了後、16年3月期の単独業績見通しについて、売上高を従来予想の1320億円から1340億円(前期比19.1%減)へ、営業利益を130億円から170億円(同28.7%増)へ上方修正したことが好感されている。国内外の鋼材市況が低迷するなか、製品出荷単価の値下がりが想定より小幅にとどまったことに加えて、主原料の鉄スクラップ購入価格が一段と値下がりしたことが要因。また、軟調な原油価格を反映して電力料金や燃料費などのエネルギーコストも想定以上に低減したことも寄与したという。
■島忠 <8184> 2,724円 +123 円 (+4.7%) 11:30現在
島忠<8184>が4日ぶりに反発。同社は8日取引終了後に、16年8月期第1四半期(15年9月~11月)の単独決算を発表。営業利益は25億4400万円(前年同期比34.5%増)となり、上半期計画49億9200万円に対する進捗率は51%に達した。売上高は376億6500万円(同1.3%減)にとどまったが、販売費および一般管理費の減少などが利益を押し上げた。
■パスコ <9232> 427円 +10 円 (+2.4%) 11:30現在
パスコ<9232>が急反発。安倍政権では2020年の東京五輪をメドに自動運転車の実用化と普及促進に積極姿勢をみせている。経済産業省は市街地をイメージした専門テストコースを整備するなど、政策的側面から支援を強め、車載センサーなど同分野の研究開発も後押しする構えにある。そのなか航空測量サービス大手の同社は、昨年10月に内閣府から自動走行システムの調査検討事業を受託した7社のうちの1社ということもあって、注目度が高まっている。
■ヘリオス <4593> 1,160円 +27 円 (+2.4%) 11:30現在
ヘリオス<4593>が反発。前週末8日の取引終了後、米バイオテクノロジー企業のアサーシス社(オハイオ州)と、幹細胞製品「MultiStem」について、国内における再生医療など製品に関するライセンス契約を締結したと発表しており、将来的な業績への寄与が期待されている。今回の契約は、主に「MultiStem」を用いた脳梗塞に対する細胞治療医薬品の開発・販売に関する国内の独占的なライセンス契約などで、契約に伴いヘリオスはアサーシス社に対して契約一時金1500万ドルを支払うほか、開発段階に応じた開発マイルストンとして最大で合計3000万ドルを支払うことになる。また、発売後は、販売額に応じたランニングロイヤルティーを支払うとしている。なお、同社では、手元資金の厚みを増すことを主目的にみずほ銀行など4行から総額20億円の借入を行うことをあわせて発表。これらにより、16年12月期決算において、研究開発費約21億円を販管費に、また支払利息約3000万円を営業外費用に計上する見込みだ。
■安川電機 <6506> 1,447円 +17 円 (+1.2%) 11:30現在
安川電機<6506>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、今期の利益成長を牽引してきたロボット事業に続き、来期以降はMC事業の新商品投入による構成改善や需要上振れが利益成長を支えていくと指摘。スマホ関連投資増に伴うACサーボの受注高が早々に実現すると想定して、今上期同様、来上期もスマホを含むエレキ向け需要増の恩恵を大きく享受し、増益基調を維持すると解説。レーティングを「中立」から「コンビクション買い」に、目標株価を1460円から1850円に引き上げている。
■熊谷組 <1861> 333円 +3 円 (+0.9%) 11:30現在
熊谷組<1861>が4日ぶり反発。全体相場は下値模索が続いているが、海外要因や為替の動向の影響を受ける輸出株と比べ、内需で収益環境に政策的な後押しが利く建設セクターは相対的に優位性がある。同社はトンネル工事では業界でも一目置かれる存在で、過去に青函トンネルなどで受注実績を持つ。世紀のビッグプロジェクトともいえるリニア中央新幹線関連工事では全長285キロメートルのうち86%がトンネル区間であることから、同社の収益機会に注目する声が強い。リニア関連では既に品川駅新設南工区をJV(共同企業体)で受注している。
■マクドナルド <2702> 2,559円 +4 円 (+0.2%) 11:30現在
日本マクドナルドホールディングス<2702>がしっかり。前週末8日の取引終了後に発表した12月の月次動向で、既存店売上高は8.0%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されている。「おてごろマック」や「グラコロ」などの期間限定メニューが好調だったことが寄与した。24時間営業店舗の減少や、改装店舗の一時閉店による全体的な営業時間の減少で客数は同2.6%減だったが、客単価が同11.0%増と大幅増となり、既存店売上高を押し上げた。なお、全店売上高は同5.4%増とこちらも4カ月ぶりに前年実績を上回った。
■イオン <8267> 1,606円 -173.5 円 (-9.8%) 11:30現在 東証1部 下落率3位
8日、イオン <8267> が決算を発表。16年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結最終損益が174億円の赤字(前年同期は293億円の黒字)に転落したことが売り材料。前年同期はウエルシア <3141> の子会社化に伴う300億円強の特別利益があり黒字を確保していたが、今期は法人税負担の増加や減損損失の計上などが響き赤字に転落した。
■マニー <7730> 2,029円 -183 円 (-8.3%) 11:30現在 東証1部 下落率8位
8日に決算を発表。「9-11月期(1Q)経常は18%減益で着地」が嫌気された。
マニー <7730> が1月8日大引け後(15:30)に決算を発表。16年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比18.1%減の8.6億円に減り、9-2月期(上期)計画の21.7億円に対する進捗率は39.9%にとどまり、5年平均の48.1%も下回った。
⇒⇒マニーの詳しい業績推移表を見る
■村田製作所 <6981> 14,745円 -825 円 (-5.3%) 11:30現在
村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株への売りが継続。米アップル社のiPhone最新モデルの減産見通しが有力サプライヤーである同銘柄群への売り圧力に反映されている。ただ、下げ幅は縮小傾向にあり、足もとは値ごろ感からの押し目買いも想定される場面だ。米国では前日のアップル株が続伸と下げ止まる動きをみせていることもポジティブに働く可能性がある。
■日経レバ <1570> 12,510円 -590 円 (-4.5%) 11:30現在
NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅安で6日続落。ここ中国・上海株の波乱などを背景とした世界株安のなか、東京市場もリスクオフの流れに巻き込まれている。同銘柄は日経平均株価の2倍の値動きが想定されるETFであり、ボラティリティの高い特性が下げに反映されている。ただ、全体相場も突っ込み警戒感の働く場面であり、同銘柄のリバウンド妙味に着目した押し目買いも観測、寄り後は1万2600円台で下げ渋っている。商い高水準で売買代金は東証で断トツ、個人投資家の注目度の高さがうかがわれる。
■ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 11:30現在
ブロッコリー<2706>がストップ高。同社は8日の取引終了後、KLab<3656>との業務提携を発表、これを好感する動き。業務の第1弾サービスとして新規スマートフォン向けゲームアプリの共同開発を開始し、両社の関連事業(プロモーション、イベント運営等)においても、相互に協力関係を構築していく。
●ストップ高銘柄
SJI <2315> 61円 +30 円 (+96.8%) ストップ高 11:30現在
インフォテリア <3853> 1,341円 +299 円 (+28.7%) 一時ストップ高 11:30現在
ブロッコリー <2706> 389円 +80 円 (+25.9%) ストップ高 11:30現在
グリーンペプタイド <4594> 468円 +80 円 (+20.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
さくらインターネット <3778> 1,760円 +300 円 (+20.6%) ストップ高 11:30現在
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース