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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、上海総合指数が大幅安、欧州株が下げ、米株も上昇下落で不安定な動き


【ブラジル】ボベスパ指数 39950.49 -1.63%
11日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比661.71ポイント安(-1.63%)の39950.49で取引を終えた。40973.62から39924.22まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは19、値下がりは40、変わらず2であった。

上海総合指数が再び大幅安になったことや、NY原油先物が一時30.88ドルまで下落するなど、資源価格が一段と下落したことがブラジル株を強く圧迫した。また、ブラジル中銀が発表した週次エコノミスト調査で、2016年の経済成長率見通しが-2.99%(前回-2.95%)、インフレ見通しも6.93%(前回6.87%)まで悪化したことも、売り材料になった。

【ロシア】MICEX指数 1682.54 -3.78%
11日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は、前日比66.03ポイント安(-3.78%)の1682.54で取引を終了した。1748.57から1681.65まで下落した。

上海総合指数が再び大幅安となり、欧州株が下げ、米株も上昇下落を繰り返す不安定な動きになったこと。また、ブレント原油先物が一段安になったことが、ロシア株の強い売り圧力になった。プーチン大統領の5日に行われた独紙インタビューが公開され、NATO拡大や欧米のロシア制裁への批判がみられたことも懸念される。

【インド】SENSEX指数  24825.04 -0.44%
11日のインドSENSEX指数は反落。前日比109.29ポイント安(-0.44%)の24825.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同37.50ポイント安(-0.49%)の7563.85で取引を終えた。

小幅高で寄り付いた後は下げ幅を急速に拡大させ、その後は値をやや戻した。中国本土市場が再び急落したことが警戒され、リスク回避の動きが継続。また、外国人投資家(FII)の売り継続なども指数の足かせとなった。FIIは前営業日8日までに5日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 3016.70 -5.33%
11日の上海総合指数は大幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は前営業日比169.71ポイント安(-5.33%)の3016.70ポイントと急反落した。約4カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいる。
投資家のセンチメントが冷え込む。物価指標の低迷を背景に、国内景気の先行き不安が改めて意識された。先週末9日に公表された昨年12月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)がプラス1.6%(予想も↑1.6%、前月は↑1.5%)、生産者物価指数(PPI)がマイナス5.9%(予想は↓5.8%、前月は↓5.9%)という結果。

《CS》

 提供:フィスコ

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