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【市況】6日の中国本土市場概況:上海総合2.3%高と4日ぶり反発、資源・素材株の上げ目立つ


6日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は前日比74.13ポイント(2.25%)高の3361.84ポイントと4日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、77.76ポイント(2.26%)高の3518.54ポイントで引けている。外貨建てB株相場は続伸。上海B株指数が4.42ポイント(1.09%)高の408.79ポイント、深センB株指数が18.80ポイント(1.50%)高の1272.09ポイントで引けた。

需給悪化の警戒感が後退する。持ち株売却規制(大株主や経営陣などによる保有株の売却禁止措置)が今週末に解除されることに関し、自主的に売却禁止期間を延長した国有大型企業が約30社に上ることが買い安心感を誘った。それより先、中国証券監督管理委員会は「売却の事前開示制度」や「一定期間内に売却できる比率の制限」などを打ち出す方針を明らかにしている。昨日の相場で、政府系ファンドが主力株の買い支えに動いた??との観測も好感された。上海総合指数は前日までの続落で、約2カ月半ぶりの安値を付けていたため、値ごろ感も着目されている。段階的に上げ幅を広げ、終盤にかけて一段高となった。

業種別では、資源・素材株の上げが目立つ。山西省石炭・電力企業の西山煤電(000983/SZ)や、鉄鋼大手の宝山鋼鉄(600019/SH)などストップ高で引ける銘柄が続出した。李克強首相が4~5日の日程で山西省を訪問し、同省の基幹産業である石炭・鉄鋼業界の現状を視察。石炭・鉄鋼の過剰生産是正に決意を示したことが業界全体の刺激材料となった。インフラ関連株や運輸関連株、発電やガスの公益株、ITハイテク関連株、金融株、不動産株など幅広く物色されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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