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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):JIN、フェローテク、日水、小野薬

■ジェイアイエヌ <3046>  4,515円  +120 円 (+2.7%)  本日終値
 ジェイアイエヌ<3046>が大幅反発。5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比15.2%増と9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。12月は、3日に新ラインアップである「JINS SCREEN NIGHT USE」(ジンズ スクリーン ナイト ユース)を発売し、テレビCMを中心に「JINS SCREEN」のプロモーションを展開しており、これが奏功して客数が増加したことが寄与した。

■フェローテック <6890>  1,445円  +35 円 (+2.5%)  本日終値
 フェローテック<6890>が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、課題の太陽電池関連は実質的には改善傾向にあり、M&A、FPD設備需要が牽引する装置関連、需要先が広がる電子デバイス関連が伸張し、全社業績が向上すると予想。更なる業績向上から株価には上値余地があるとみて、レーティング「バイ」を継続。目標株価を1120円から1700円に引き上げている。

■サンエー <2659>  5,440円  +120 円 (+2.3%)  本日終値
 サンエー<2659>が反発。同社は5日の取引終了後、16年2月期第3四半期累計(2015年3月~11月)の連結決算を発表。営業収益は1287億1600万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は102億600万円(同8.0%増)、純利益は62億1200万円(同12.4%増)と増収増益を達成、これを好感する動き。4月に「マツモトキヨシ久米店」(沖縄県那覇市)を出店、7月に「石垣シティ」(沖縄県石垣市)や「エディオン石垣シティ」、「那覇メインプレイス」(沖縄県那覇市)を増床、「東急ハンズ那覇メインプレイス店」や新業態として「ハンズカフェ那覇メインプレイス店」などを出店しており、これら店舗が寄与している。

■日本水産 <1332>  652円  +11 円 (+1.7%)  本日終値
 日本水産<1332>が堅調。SMBC日興、みずほの両証券会社の強気の目標株価が起爆剤となり昨年12月24日にストップ高に買われ、その後も物色人気が続いている。サーモン市況の上昇で利益採算の向上が期待されているほか、生活習慣病予防などに効果があるEPA(エイコサペンタエン酸)関連としても注目されている。同社はEPA医薬原料工場を新設し2018年の稼働を計画しており、中期的な業容拡大思惑が手掛かり材料となっている。

■小野薬品工業 <4528>  21,380円  +355 円 (+1.7%)  本日終値
 小野薬品工業<4528>が4日ぶり反発。同社が創薬し米ブリストルマイヤーズと共同開発した新規がん治療薬「オプジーボ」が国内外で販売を伸ばしており、収益の高変化期待が強い。昨年10月以降の同社株の一貫した上昇もこのオプジーボに対する評価が原動力となっている。直近では、6日付の日本経済新聞が「(同社は)がん治療薬の効果や副作用を事前に分析するがん診断薬を開発する。新しい働きを持つ同社のがん治療薬『オプジーボ』が効きやすい人を投与前に確かめられる」と報じており、これによる効果的な薬剤投与が実現することで、一段と拡販が進むとの思惑が物色資金を誘導している。

■塩野義製薬 <4507>  5,296円  +64 円 (+1.2%)  本日終値
 JPモルガン証券の医薬品・ヘルスケアセクターのリポートでは、後期開発品の進展やパイプライン導入、M&Aに関するニュースフローが今後も継続すると指摘。「国内での業界再編は想定していない」としながらも、積極的な製品導入とパイプライン強化を狙った海外企業を対象とした中小規模のM&Aが行われるかもしれないと考え、同セクターは2016年も投資妙味を維持すると評価。個別では、塩野義製薬<4507>>参天製薬<4536>>シスメックス<6869>>アステラス製薬<4503>の順に選好している。

■アステラス製薬 <4503>  1,674.5円  +11.5 円 (+0.7%)  本日終値
 アステラス製薬<4503>が反発。JPモルガン証券では、イクスタンジの世界売上高が15年3月期に1372億円に達していることを受け、向こう5年間にわたり引き続き同社利益の主な原動力になると指摘。中期経営計画に示された新たな疾患領域で更に開発が進むことを期待して、レーティング「オーバーウエイト」、目標株価2000円でカバレッジを開始している。

■近鉄GHD <9041>  487円  +3 円 (+0.6%)  本日終値
 近鉄グループホールディングス<9041>が反発。5日付で岡三証券がレーティング「強気」継続、目標株価を550円から570円に引き上げた。旅客収入およびホテル部門が引き続き堅調に推移することが見込まれることに加え、伊勢志摩エリアが16年5月のサミット開催に合わせて活性化することが予想されると評価している。

■良品計画 <7453>  23,330円  +50 円 (+0.2%)  本日終値
 良品計画<7453>が3日ぶりに反発。5日に発表した12月の月次概況で、直営既存店売上高が前値同月比3.2%増と9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。11月同様に月を通して暖かい日が多かったことから、衣服・雑貨では高単価のニットやアウター・防寒小物、生活雑貨の毛布などが苦戦したが、今期に入り売り上げを大きく伸ばしているヘルス&ビューティー、ファニチャー、ステーショナリーが好調で、さらに敏感肌シリーズの化粧水や筆記具が人気となったことが寄与したという。なお、直営店合計では同10.8%増だった。

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