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【材料】倉元が大幅反発、15年12月期業績を下方修正し当面の悪材料出尽くし感

 倉元製作所<5216>が3日ぶりに大幅反発。5日引け後、15年12月期連結業績予想の下方修正を発表した。売上高は従来予想の73億円から58億円(前の期比14.9%減)へ、営業損益は2億4000万円の黒字から5億9000万円の赤字(前の期は1億5800万円の赤字)へ引き下げられた。ただ、15年8月12日に続き2度目の下方修正で、きょうは当面の悪材料出尽くしと捉えられているようだ。

 下期においてもガラス基板事業事業の受注が回復せず、さらに顧客の経営戦略の変更により同社の注力したタッチパネル方式の生産が海外へシフトされ、売上高・利益ともに前回予想を大きく下回る見込み。

 このほか、連結子会社FILWELの株式譲渡に伴う繰延税金資産の計上約7億8600万円の影響で、最終損益は従来予想の2億4000万円の黒字から1億円の黒字(前の期は3億6000万円の赤字)へ引き下げられた。
《MK》

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