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【市況】個別銘柄戦略:iPhone減産を受けた電子部品株の動向が焦点に


米国市場はまちまちとなり、方向感の乏しいスタートになりそうだ。その後は昨日同様に、中国市場の動向に左右されやすい状況となろう。ただ、アップルのiPhone減産報道が伝わっており、この影響が関連の電子部品株などに強く波及するようだと、日本株のアンダーパフォームが目立つ状況にもなっていこう。アップルは米国市場で3%近い下落、関連銘柄も悪材料出尽しといった反応は期待しにくいとみられる。配当性向引き上げ報道の村田製などにもネガティブな影響のほうが強まりそう。本日は比較的個別の材料が多い。革新機構が保有株をソニーに売却検討と伝わっているルネサスなどには期待感が強まりそう。また、ソニーも車載用の展開強化となるため、ポジティブに捉えられる。シャープは業績下振れ観測報道が伝わっているが、ほぼ想定線であろう。複合機の売却打診などの報道があり、事業リストラを評価する動きも期待される。

《KS》

 提供:フィスコ

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