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【市況】<マ-ケット日報> 2016年1月5日

 5日の市場は日経平均が続落。終値は前日比76円安の1万8374円で、昨年10月20日以来の安値をつけて取引を終えた。取引時間中はプラス圏に浮上する場面があったものの、中国株の下落を受けて再びマイナスに転じてしまった。新年早々から中国などの海外要因に振り回される不安定な相場となっている。

 昨日の米国市場は中国発の世界的な株安の流れを受けてダウ平均が大幅に3日続落。一時は1万7000ドルの大台を割り込むなど年初から大荒れの展開となった。3日間の下げ幅合計は572ドル。この日は米12月のISM製造業景況感指数の予想外の悪化も下げに拍車をかけていた。さて、新年からチャイナショックに巻き込まれている東京市場。この日も米株安を受けて安く始まった後は、日本時間10時半頃にスタートする上海市場待ちで、安値圏で膠着する相場となった。その上海市場が安寄り後に急な切り返しを見せると日経平均もつれてプラス圏へ浮上。このまま上げ幅を広げるかと期待されたが、再び下げに転じた上海株の動きを受けて、日経平均も終盤は下げ相場に戻ってしまった。イランとサウジの緊迫化(地政学リスク)も心理的に重荷となっているようで、買い方もなかなか腰を入れた注文を出しにくい状況。今週末は米雇用統計の発表もあり、そこまでは不安定な値動きが続きそうである。個別では今期が一転増益のアドヴァン <7463> じた上海株の動きを受けて、日経平均も終盤は下げ相場に戻ってしまった。イランとサウジの緊迫化(地政学リスク)も心理的に重荷となっているようで、買い方もなかなか腰を入れた注文を出しにくい状況。今週末は米雇用統計の発表もあり、そこまでは不安定な値動きが続きそうである。個別では今期が一転増益のアドヴァン <7463> 増益のアドヴァン <7463> が急伸し年初来高値を更新。外資系証券の投資判断引上げでダイヘン <6622> が底値圏から離脱の動きを見せている。(ストック・データバンク 編集部)

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