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【市況】東京株式(前引け)=朝安後押し目買いに切り返す

 5日前引けの日経平均株価は前日比76円高の1万8527円と反発。前場の東証1部の売買高概算は10億7690万株、売買代金概算は1兆1730億8000万円。値上がり銘柄数は1169、対して値下がり銘柄数は624、変わらずは142銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝安後に切り返す展開。寄り付きは前日の欧米株市場が軒並み大きく下げたことでリスク回避の売りが目立ったが、日経平均は前日急落していたこともあって、寄り後は徐々に押し目買いの動きが表面化した。前日に急落してサーキットブレーカーが発動した中国株もきょうは下値抵抗力を発揮し、一時プラス圏に浮上したことで、投資家の不安心理が後退している。為替も1ドル=119円台後半の推移と円安傾向で、これも買い安心感につながり東証1部全体の6割の銘柄が上昇した。

 個別ではさくらインターネット<3778>が活況裏に大幅高、NTT<9432>も商いを伴い堅調。アドヴァン<7463>、ダイヘン<6622>なども値を飛ばした。住友大阪セメント<5232>、星光PMC<4963>、古河電気工業<5801>なども物色人気に。半面、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など軟調、キーエンス<6861>も下げた。住友化学<4005>が大幅安となり、セイコーホールディングス<8050>、日本水産<1332>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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