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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):熊谷組、日本郵政、東京ドームなど


日本郵政<6178>:1943円(前日比-32円)
さえない。本日の引けでTOPIX組み入れが予定されている。みずほ証券では600億円弱の資金流入を見込んでおり、需給インパクトが強まると想定されている。ただ、TOPIX組み入れ後はカタリストが当面乏しくなると見られており、明日以降の需給妙味剥落を警戒する動きが先行する格好に。なお、ゆうちょ銀行、かんぽ生命ともに本日は売りが優勢となっている。

東京ドーム<9681>:596円(前日比+28円)
買い優勢。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウェイト」継続で、目標株価を650円から800円に引き上げていることが買い材料視されている。インバウンド客増加及び客単価上昇によるホテル収益拡大、コンサートを中心とする東京ドーム利用料収入増、コンサート開催日数増に伴うアーティスト関連グッズ拡販、競馬人気回復による場外馬券売場の売上増加などを背景に、16.1期、17.1期と2期連続2 ケタ営業増益が見込まれるとして評価。

アルパイン<6816>:1804円(前日比+146円)
大幅続伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1700円から2350円に引き上げている。欧州自動車向け不振や開発費の増加で短期業績は落ち込んでいるが、18.3期以降はOEM販売が大きく回復する見通しとしている。また、中国社との合弁会社設立、EVやADAS関連事業に取り組むなど、中期的な成長期待が高まってきたことも格上げの背景と。なお、18.3期営業利益は125億円を予想しているもよう。

熊谷組<1861>:349円(前日比+22円)
買い優勢。大和証券が投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は500円を継続している。17.3期予想ベースでは、業績ピークを想定する19.3期に一歩近づくこと、ゼネコン業界の業績回復が急速に進んでセクター平均PERが大きく低下したことなどを考慮。横浜のマンション問題が現在の低PERの一因であり、同問題解決後はバリュエーションの回復が期待できるともみているようだ。

JHD<2721>:538円(前日比+80円)
ストップ高。子会社のフクロウがエーネットと開発業務委託契約を締結すると発表している。9月7日にはエーネット及びクロスウォークと業務提携基本契約を締結し、メディカル・ケア、ヘルス・ケア、美容関連商品に関する広告分野における事業展開について、フクロウの企画、立案のもと、3社にて協業に関する協議を始めていた。この契約で、フクロウは美容医療に関する総合情報サイト「美容整形魂」の設計・開発及び導入支援を行う。

3Dマトリック<7777>:1004円(前日比+63円)
一時1025円まで急伸。シンガポール子会社の3-D Matrix Asia Pte. Ltd.が、シンガポールのTransmedic Pte Ltdと吸収性局所止血材「PuraStat」のシンガポール、マレーシア、ブルネイへの展開に向けた独占販売権許諾契約を締結したと発表している。この3ヶ国では当局における製品販売に必要な手続きを既に完了しており、早期の販売開始と収益への貢献を予定しているという。

ロックオン<3690>:1730円(前日比+146円)
大幅に6日続伸。大型ECサイトのバックエンド運用コストを3分の1程度に圧縮する可能性を持つECのゼロダウンタイム受注エンジン開発の実証実験をテックビューロと共同で行うと発表している。テックビューロが有する国内唯一のプライベート・ブロックチェーン技術「mijin」をECサイトの受注エンジンに応用する。前日には一部専門紙が報じていたが、改めて材料視した買いが向かっている。

トライSTG<2178>:2452円(前日比+161円)
急反発。15年3-11月期(第3四半期累計)決算と期末配当の増額を発表している。売上高は前年同期比14.8%増の278.13億円、営業利益は同28.6%増の7.71億円と2ケタ増収増益で着地した。16年2月期の通期営業利益見通しは前期比16.0%減の7.72億円とされているが、第3四半期までにほぼ達成した形となる。期末配当予想については従来の54.00円から60.00円へと引き上げた。

《KS》

 提供:フィスコ

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