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【材料】日本水産、国内大手証券2社のアップグレードで着火

 日本水産<1332>が急伸。昨日ストップ高比例配分で引け、本日は買い気配スタート。寄り付いた後も上値を追う展開となっており、昨日に続き、SMBC日興証券とみずほ証券のレーティング引き上げの動きが好感されている。
 みずほ証券では、鮭鱒相場の底入れを背景としたチリ鮭鱒養殖子会社の業績改善見通しと、米国など海外市場開拓を目指すEPA事業の中期ポテンシャルに注目して、22日付でレーティングを「中立」から「買い」に、目標株価を340円から910円に引き上げ。
 SMBC日興証券では、16年3月期は南米の鮭養殖事業が営業赤字転落するデメリットを、食品事業とファインケミカル事業が支えると指摘。17年3月期以降は養殖事業の安定化へ向けた経営施策が講じられ、ファインケミカル事業では需給がタイト化するEPAの原料供給面での差別化戦略が本格化するとみて、22日付でレーティングを「2」から「1」に、目標株価を390円から960円に引き上げている。
《MK》

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