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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ミクシィ、サンバイオ、カプコン、日本オラクル

■ミクシィ <2121>  4,710円  +75 円 (+1.6%)  本日終値
 ミクシィ<2121>が小反発。いちよし経済研究所は、同社の「モンスト」について、今後も当面は「初心者パック」の投入効果により売上高についても安定的に推移すると予想されるものの、徐々にその効果は逓減していくとみている。今後の業績予想を保守的に見直し、フェアバリューも8000円から7300円へ若干引き下げられた。ただ、新規サービスのポテンシャルは高いと評価し、レーティングは最上位の「A」(買い)を継続している。

■サンバイオ <4592>  1,118円  +16 円 (+1.5%)  本日終値
 サンバイオ<4592>が続伸。同社はこの日、午前8時に大日本住友製薬<4506>と慢性期脳梗塞治療剤として共同開発中の細胞医薬品「SB623」の安全性および有効性を検討する第2b相臨床試験の被験者募集を開始したことを発表した。今回の試験では、米国の約60施設で、慢性期脳梗塞患者(虚血性脳梗塞発症後、運動機能障害をきたし、6か月から5年を経過している患者)156例を対象に、安全性および有効性を検討する。この「SB623」は、健常人から採取した骨髄液を加工・培養して作製された他家由来の間葉系幹細胞で、神経組織に投与すると、「SB623」が、脳の神経再生能を引き起こすことにより、損傷した神経細胞の再生を促す効果が期待されている。

■カプコン <9697>  3,010円  +37 円 (+1.2%)  本日終値
 カプコン<9697>は堅調。同社はこの日、人気ゲーム「逆転裁判」のテレビアニメ化されることを発表した。「逆転裁判」シリーズは、プレイヤーが弁護士となって、無実の罪を着せられた依頼人を救う法廷を舞台とした法廷バトルゲームで、国内外でシリーズ累計560万本(9月30日時点)の出荷本数を誇っている。「逆転裁判」シリーズ初のテレビアニメは16年4月から、読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで土曜夕方5時30分から放送予定で、ゲームコンテンツの多面展開による更なる収益拡大が期待される。

■ベネフィット・ワン <2412>  2,792円  +34 円 (+1.2%)  本日終値
 大和証券の日本株投資戦略では、2016年は世界株のなかで日本株が最有力候補と指摘。主要国金融政策の方向性からドル高・円安基調が予想され、安倍政権が参院選に向けて景気・株価底上げ策と長期課題への取り組みを強化、16年の日経平均株価は前半に強気相場を演じ、夏場(参院選前後)に2万3000円を目指す展開を想定して、消費増税(17年4月)を睨んで第4四半期に保合(調整)と予想。モデルポートフォリオには、ベネフィット・ワン<2412>とリロ・ホールディングス<8876>を新規採用、かわって熊谷組<1861>と三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>を除外している。

■日本航空 <9201>  4,230円  +40 円 (+1.0%)  本日終値
 JAL<9201>はしぶとくプラス圏をキープ。ここ原油市況が再び下落歩調を強めており、北米指標であるWTI原油先物は前週末18日に1バレル=35ドル台を割り込み2009年2月以来、6年10カ月ぶりの安値をつけている。原油価格の下落は同社など空運業界にとって、原燃料コストの低下に伴う利益採算効果が見込めることから、株価面でも買いを誘う材料となる。

■日立ハイテクノロジーズ <8036>  3,215円  +15 円 (+0.5%)  本日終値
 野村証券の半導体セクターのリポートでは、日本製の半導体製造装置受注は底打ちしたと指摘。前工程装置の受注の大底は10月、市場規模が小さい後工程は11月か12月と推定し、概ね予想通りの動きになっていると解説。インテルとTSMCの設備投資が動き始めたため、両社の設備投資積極化で日立ハイテクノロジーズ<8036>が相対的に高い恩恵を受けるとみて、台湾ではTSMCがInFO(Integrated Fan Out)の量産投資を開始したことから、関連銘柄としてディスコ<6146>と東京精密<7729>の推奨を継続している。

■ヤフー <4689>  506円  +2 円 (+0.4%)  本日終値
 ヤフー<4689>が小動き。ゴールドマン・サックス証券では、ECの成長や収益化の見通しが改善し、品ぞろえ充実やユーザー体験向上が貢献、同社のECにおける広告事業は成長局面と指摘。レーティング「買い」を再強調するとともに、目標株価を580円から600円に引き上げている。

■日本オラクル <4716>  5,700円  -370 円 (-6.1%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 日本オラクル<4716>が急反落。同社は先週末引け後、16年5月期第2四半期累計の非連結決算を発表。売上高は前年同期比0.5%減の777億9200万円に、営業利益は同0.5%減の225億7700万円となった。これを受け、三菱UFJモルガンスタンレー証券では、市場期待を下回る営業減益決算となったことや、一部で還元を期待する向きがあったものの発表がなかったことから、「ネガティブ」と指摘。レーティングの「ニュートラル」と目標株価の4980円は継続している。

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