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【市況】東京株式(大引け)=70円安、続落も後場下げ渋る展開に

 週明け21日の東京株式市場は売り優勢となり、日経平均株価は一時330円を超える下げをみせ、1万8700円を割り込んだが、後場は買い戻しが入り次第に下げ幅を縮小させる動きをみせた。大引けの日経平均株価は前週末比70円78銭安の1万8916円02銭と続落。東証1部の売買高概算は23億5580万株、売買代金概算は2兆5382億9000万円。値上がり銘柄数は438、対して値下がり銘柄数は1400、変わらずは92銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが370ドル近い下げをみせたこともあって、朝方は主力株中心に売り圧力の強い地合いだった。原油市況が下げ止まらずリスク回避ムードを誘発、外国為替市場で円高に振れたことも輸出株中心に嫌気された。ただ、日経平均は、前週末に日銀の金融政策決定会合の結果を受け、乱高下ののち大幅安で引けたこともあり、下値では突っ込み警戒感も働いた。前場に空売りを入れた短期筋の買い戻しの動きなども戻り足に反映され、引け際にプラス転換目前まで下げ幅を狭める場面があった。

 個別では、東芝<6502>が商いを伴い値下がりトップに売られた。gumi<3903>が大幅安。SUMCO<3436>の下げも目立った。安藤ハザマ<1719>、TASAKI<7968>なども安く、日本コンベヤ<6375>も下落した。一方、NTT<9432>が堅調、キリンホールディングス<2503>も買いが先行。また、中小型材料株人気が続き、さくらインターネット<3778>が4日連続ストップ高と異彩を放ったほか、テクマトリックス<3762>、ペプチドリーム<4587>、サンセイランディック<3277>などが大きく値を飛ばした。伊藤ハム<2284>も高い。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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