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【市況】個別銘柄戦略:売り一巡後は自律反発も、目先は中小型株優位か


米国株の大幅安を受けて、本日も東京市場は売り先行の展開が想定される。ただ、先週末に大きく下げた反動もあって、売り一巡後は自律反発を目指すような流れも想定しておきたい。先週末は、金融緩和策の補完措置として、「設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業」の株式を対象とするETFを新たに買入れると日銀が発表している。設備投資関連株などには相対的に関心が高まりやすいと考えられよう。また、2015年度の補正予算案が閣議決定されたことで、あらためて保育・介護関連銘柄などに注目度が高まる余地もあろう。非鉄市況の上昇を受けて関連銘柄にもリバウンド狙いの動きが向かう余地も。なお、全般的には、年末から新年にかけて、中小型株優位の流れが強まると考えられる。今後はIPOラッシュに伴う換金売りの動きなども沈静化して、需給面も改善に向かおう。さらに、来年4月からは日銀による銀行保有株式の売却が開始されるため、こうした売却の影響を受けにくいと見られる点なども優位と考えられる。

《KS》

 提供:フィスコ

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