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2015年12月17日11時43分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:一休、中国電、不二製油G、楽天

■一休 <2450>  3,415円  +504 円 (+17.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率3位
 一休<2450>は前日ストップ高配分で取引を終えたが、この日もストップ高水準でカイ気配となっている。ヤフー<4689>が15日、同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、引き続きTOB価格の3433円にサヤ寄せする格好となっている。ヤフーによる一休の買収により、相対的に大衆向けの「ヤフートラベル」と高級ホテルを扱う「一休.com」を展開することでシナジーが大きいとの見方が強い。なお、買付予定数は2923万8300株(下限は1949万2200株)で、買付期間は12月16日から来年2月3日まで。TOB成立後、一休は所定の手続きを経て上場廃止となる。

■中国電力 <9504>  1,593円  +82 円 (+5.4%)  11:30現在
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が16日付で中国電 <9504> の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエイト(強気)」に引き上げたことが買い材料視された。リポートでは、島根原発2号機の再稼働(来年7月と予想)が株価変動要因となり、電力セクターの中での注目度が高まると指摘。また、既存原発を保有する電力会社の中では、配当金(50円と予想)が高水準である点を相対的にポジティブと判断している。なお、目標株価は1900円→1750円に減額した。

■不二製油グループ本社 <2607>  1,866円  +93 円 (+5.3%)  11:30現在
 16日、不二製油G <2607> が豆腐最大手の相模屋食料と大豆加工品の新会社「だいずオリジン」を設立したと発表したことが買い材料視された。新会社は同社と相模屋食料が折半出資し、16年1月に事業を開始する。同年6月から原料の生産ライン(USS製法によるプレミアム豆乳)と商品の生産ラインを直結し、一貫生産の体制を整える。売上高は16年度に4.4億円、18年度に22.7億円を目指す。

■トプコン <7732>  2,064円  +101 円 (+5.2%)  11:30現在
 トプコン<7732>が4日ぶり急反発。建設機械や農機に装着する自動運転装置で高実績を持ち、足もとは停滞しているものの、TPP締結を境とする農業分野の競争力強化をテーマに今後IT農業向けで需要を取り込むことが予想される。コスト低減努力やリストラの進捗もあり、17年3月期も2ケタ増益を予想する声が強い。同社は16日、高速処理を実現した測量用データコレクタを発売すると発表、これも株価を刺激している。

■メタップス <6172>  2,848円  +138 円 (+5.1%)  11:30現在
 メタップス<6172>、セレス<3696>が急伸。市場では両銘柄を仮想通貨関連として注目する動きがあり、投機資金の矛先が向いているもようだ。前日に、さくらインターネット<3778>が大阪に本拠を置くテックビューロと、ブロックチェーンの実証実験環境「mijinクラウドチェーンベータ」を来年1月から無料提供すると発表したことを材料に値幅制限いっぱいに買われたが、きょうもストップ高水準で張り付いた状態となっており、にわかに金融とITを融合したフィンテック関連が相場の有力テーマに浮上、物色人気も横に広がりをみせている。

■ジェイエイシ <2124>  883円  +38 円 (+4.5%)  11:30現在
 ジェイ エイ シー リクルートメント<2124>が大幅高。同社は人材紹介ビジネスを手掛けるが、特に外資系企業向けで高実績を有し、外資系および日系企業の海外関連求人が全体売り上げの過半を占めている。転職市場の活性化で月次実績も好調に推移、11月も前年同月比で約2割の伸びを確保している。15年12月期は年19円配当を計画するなど株主還元に厚く配当利回りは2%超、ROEが32%台と高いことも特長だ。

■楽天 <4755>  1,430円  +57.5 円 (+4.2%)  11:30現在
 16日、楽天 <4755> が中国EC大手の京東(JD.COM)が運営する越境ECサイト「JD Worldwide」に楽天市場の旗艦店を出店すると発表したことが買い材料。同社は「JD Worldwide」にベータ版店舗として出店し、楽天市場の高品質な日本の商品を中国の消費者へ販売する。取扱商品は化粧品や菓子、健康食品を中心とし、今後順次拡大していく方針とした。発表を受けて、中国の大手サイトを通じた日本製品の需要取り込みによる業績への寄与に期待する買いが向かった。

■大和ハウス工業 <1925>  3,498円  +130 円 (+3.9%)  11:30現在
 大和ハウス工業<1925>が続伸。ドイツ証券は16日、目標株価を3050円から3320円に引き上げた。レーティングの「ホールド」は継続した。相続税対策を主な要因とした賃貸住宅への需要増や電子商取引(Eコマース)の拡大を背景にした物流施設事業の成長が業績を牽引しているほか、地域に密着した営業活動が業績を支えている。同証券では、16年3月期の連結営業利益は会社予想2400億円に対し2420億円、17年3月期は2461億円と予想している。

■奥村組 <1833>  696円  +25 円 (+3.7%)  11:30現在
 奥村組<1833>が続伸。同社はこの日、供用中の道路トンネルなどを対象とした補修・補強工事にともなうコンクリート表面の削り取り作業において、粉じんの飛散を抑え、人力によらない高効率な作業を可能とした「天井用車載型乾式研掃装置」を開発したことを発表した。今回開発した「天井用車載型乾式研掃装置」は従来人力で行っていたトンネル天井面の表面処理作業を機械化したもので、作業環境の改善はもとより、作業の高効率化、仕上がり品質の向上に寄与する。首都高速道路発注のトンネル剥落防止対策工事への適用機会を得て、その有用性を実証している。今後は既に実用化している「超高圧水噴射(ウォータージェット)によるコンクリート表面処理機」とあわせて積極的に提案していく。

■西武ホールディングス <9024>  2,516円  +88 円 (+3.6%)  11:30現在
 SMBC日興証券が16日付で西武HD <9024> の投資判断を「2(中立)→1(強気)」に引き上げたことが買い材料。リポートでは、インバウンド需要拡大などを背景とするホテル稼働率と室料の上昇を主因に、利益が順調に拡大していると指摘。また、筆頭株主サーベラスグループよる保有株売却や増資による株式需給悪化の可能性は否定できないが、長期的な損失リスクは限定的であるとしている。同証券では、16年3月期の連結営業利益を580億円→625億円(会社計画は605億円)、17年3月期を490億円→545億円に、18年3月期を590億円→650億円にそれぞれ引き上げた。

■H2Oリテイ <8242>  2,426円  +75 円 (+3.2%)  11:30現在
 エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>が大幅続伸。11月の訪日客数が前年同月比41%増の164万7600人と11月として過去最高となったことを受け、インバウンド関連株を再評価する動きに乗っている。ゴールドマン・サックス証券は16日、同社株の「買い」と目標株価2900円を継続した。関西国際空港など関西地区の空港は関東に比べ一段の拡張余地があり、関西地区の百貨店はなおインバウンド需要の取り込み余地は大きい。また、うめだ本店の販売は好調なほか、経営統合したイズミヤの合理化が進んでいることなどを評価している。

■西松屋チェーン <7545>  1,102円  +32 円 (+3.0%)  11:30現在
 16日、西松屋チェ <7545> が決算を発表。16年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常利益(非連結)が前年同期比11.8%増の55.2億円に伸びて着地したことが買い材料。秋物衣料や紙おむつなどの販売が伸びたほか、22店舗を新規出店したことで、2.7%の増収を確保したことが寄与。不採算店舗の閉鎖や固定費の削減なども増益に貢献した。

■プロパスト <3236>  233円  +50 円 (+27.3%) ストップ高   11:30現在
 プロパスト<3236>がストップ高。同社は16日、9月25日に資本業務提携したシノケングループ<8909>と共同で民泊プロジェクトを立ち上げると発表。これが材料視されているようだ。シノケングループの連結子会社である小川建設の技術力を最大限に活用するなどして、法令に適合した物件を対象にデザイン力や企画力を生かした付加価値の高いバリューアップ業務を推進する。

●ストップ高銘柄
 プロパスト <3236>  233円  +50 円 (+27.3%) ストップ高   11:30現在
 さくらインターネット <3778>  443円  +80 円 (+22.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アイリッジ <3917>  4,415円  +700 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在
 インベスターズクラウド <1435>  4,545円  +700 円 (+18.2%) ストップ高   11:30現在
 ETFS金 <1672>  15,500円  0 円 (0.0%) ストップ高   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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