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【材料】コーセルが年初来安値を更新、16年5月期業績・配当予想を下方修正

 コーセル<6905>が11時過ぎに下げ幅を拡大して、一時、前日比52円(4.5%安)の1100円まで売られ、年初来安値を更新した。11時ごろに、16年5月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の239億円から217億4000万円(前期比0.8%減)へ、営業利益を40億9000万円から20億3000万円(同43.6%減)へ下方修正しており、これを嫌気した売りが株価を押し下げた。ただし、売り一巡後はアク抜け感から下げ幅を縮めている。

 中国をはじめとする新興国経済の減速などで、国内・海外のスイッチング電源市場に先行き不透明感が増していることを考慮したという。また、一部製品の不具合に伴う製品交換や補償費用、製品保証引当金繰入額などの見積もり額が増加することも影響するという。また、業績予想の修正に伴い、中間配当を従来予想の14円から13円へ引き下げたほか、15円を予定していた期末配当も7円に引き下げ、年間配当を20円(従来予想29円、前期26円)にするとあわせて発表した。

 なお、同時に発表した第2四半期累計(5月21日~11月20日)決算は、売上高112億8900万円(前年同期比3.7%増)、営業利益16億4300万円(同13.6%減)、純利益12億600万円(同13.7%減)だった。


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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