【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リーバイス、特殊陶、ユニチャーム、富士フイルム
■リーバイス <9836> 413円 +80 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
リーバイ・ストラウス ジャパン<9836>が連日ストップ高。米グーグルが11月26日、服に触れることでスマートフォンを遠隔操作できる「スマート生地」を日本の一部メディアに公開したことを受けて、来年中にもこれを用いた製品を米リーバイ・ストラウス(リーバイス)社が製品化する予定であることから、日本法人の同社にも買いが入っている。米グーグルの「スマート生地」は、製糸や染色、織物過程に日本の技術を利用していることから、テレビなどでも取り上げられている。米リーバイスでは、グーグルと共同で、ウエアラブル・テクノロジー開発プロジェクト「プロジェクト・ジャカード」を展開しており、現在製品化を進めている。
■ベクター <2656> 505円 +80 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
3日、ベクター <2656> [JQ]が新作ブラウザゲーム「ドラゴニックエイジ」の正式サービスを開始したと発表したことが買い材料。同タイトルは剣と魔法の王道ファンタジーRPGで、同社が運営する総合ゲームポータル「VectorGame」、ドワンゴの「ニコニコアプリ」、ミクシィ <2121> [東証M]の「mixi ゲーム」向けに配信する。発表を受けて、正式サービス開始による業績への寄与に期待する買いが殺到した。株価は80円ストップ高の505円買い気配。
■日本特殊陶業 <5334> 3,460円 -75 円 (-2.1%) 本日終値
日本特殊陶業<5334>が反落。UBS証券は、VW/Audiの排ガス操作問題を契機に、排ガス測定時の条件がより厳格化される機運が高まっている流れで、エンジンの燃焼効率の向上に貢献するハイエンドスパークプラグや排ガス浄化システムをより精緻にコントロールするための「全領域センサ」の需要に追い風と解説。中期では「NOxセンサ」の拡販余地も出てきているとの見解を示し、同社に対する17年3月期営業利益予想について770億円から780億円へ若干増額。レーティングは「バイ」を継続し、目標株価は3700円から4000円へ引き上げられた。
■ユニ・チャーム <8113> 2,482円 -53 円 (-2.1%) 本日終値
ユニ・チャーム<8113>が3日続落。一時は中国向けに紙おむつが伸びている事が好感されて相場になっていたが、7月~9月と中国経済悪化を懸念されると同社株も下落トレンドに転じていた。SMBC日興証券はユニ・チャームのリポートをリリース。「目標株価を従来から2%減額するが12月2日終値から42%の株価上昇余地」と紹介、目標株価を3700円から3630円へ引き下げているものの、投資評価は「1」を継続とした。アナリストはタイ、中国での幼児向けおむつなどの利益水準が従来より低下したが、2016年12月期の増益転換を見込むと解説。株価は収益悪化を織り込み下落したものの、業績の底打ちと増益転換に向けてリバウンドが始まっている。
■富士フイルム <4901> 4,924円 -98 円 (-2.0%) 本日終値
SMBC日興証券の精密機器・ヘルスケアセクターのリポートでは、投資評価の評価軸は精密機器がフリーキャッシュフロー創出力とその活用力で、ヘルスケアはDCFと指摘。グローバル市場で成長できる企業が再評価される局面を迎えるとの見方で、個別では、富士フイルム<4901>をフリーキャッシュフロー活用力の評価からセクター内でのコアと位置付け、セイコーエプソン<6724>を事務機関連、オリンパス<7733>をメドテックで推奨。業種格付けは、精密「強気」、ヘルスケア「中立」を継続している。
■コニカミノルタ <4902> 1,296円 -25 円 (-1.9%) 本日終値
コニカミノルタ<4902>が反落。SMBC日興証券が投資評価「2」(中立)、目標株価1200円でカバレッジを開始したことが確認されている。ただ同証券は、円安の一巡や競合企業の価格戦略もあり、成長は鈍化する局面と指摘。下方修正後の会社計画も未達リスクありと解説。今後は一部競合が価格戦略で市場シェアを取りに来ている中で、同社が3年ぶりにフルモデルチェンジしたカラー複合機で予定通り取り戻せるかに注目したい、としている。
■いちごHD <2337> 367円 -7 円 (-1.9%) 本日終値
3日、いちごHD <2337> がメガソーラーの月次発電量を発表。11月の発電実績が計画比6.0%減だったことが売り材料視された。11月は西日本で月間日照時間が平年比73%と、1946年の統計開始以降で最も少ない記録となったことが響いた。ただ、前年同月比では2.2倍の増加となっている。
■イオン <8267> 1,900円 -34.5 円 (-1.8%) 本日終値
イオン<8267>が反落。JPモルガン証券では、16年2月期第3四半期営業利益は前年比3倍弱の170億円と予想。小売事業では、新規連結影響が約60億円、既存事業の増益が約40億円、その他主要セグメントも概ね順調とみているものの、消費増税影響の無い2年前比では4割以上減益と推定。今期業績でより重要なのは第4四半期の動向とみて、株価水準は割高圏と解説。レーティング「アンダーウエイト」と目標株価1400円を継続している。
■キユーピー <2809> 3,005円 -40 円 (-1.3%) 本日終値
キユーピー<2809>が小幅反落。UBS証券では、来年1月に発表される16~18年の中期経営計画では、18年度の営業利益目標として360億円以上が見込まれ、利益成長拡大の3か年に突入すると指摘。来期見通しに保守的なガイダンスを出すリスクはあるとみているものの、中期経営計画の目標達成には強い意志を示すとみて、来期の保守的ガイダンス等で株価が下押せば押し目買い妙味があると解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を3000円から3280円に引き上げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,245円 -9 円 (-0.7%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>は軟調。全般相場が下落するなか、石油関連株にも売りが先行している。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近1月物が前日比1.14ドル高の1バレル41.08ドルと上昇した。きょうは石油輸出国機構(OPEC)総会が開催されるが、一部でサウジアラビアが減産を提案するとの報道も出ており、その結果に関心が高まっている。
●ストップ高銘柄
リーバイス <9836> 413円 +80 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
山王 <3441> 497円 +80 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
ベクター <2656> 505円 +80 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
FVC <8462> 2,210円 -500 円 (-18.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
リーバイ・ストラウス ジャパン<9836>が連日ストップ高。米グーグルが11月26日、服に触れることでスマートフォンを遠隔操作できる「スマート生地」を日本の一部メディアに公開したことを受けて、来年中にもこれを用いた製品を米リーバイ・ストラウス(リーバイス)社が製品化する予定であることから、日本法人の同社にも買いが入っている。米グーグルの「スマート生地」は、製糸や染色、織物過程に日本の技術を利用していることから、テレビなどでも取り上げられている。米リーバイスでは、グーグルと共同で、ウエアラブル・テクノロジー開発プロジェクト「プロジェクト・ジャカード」を展開しており、現在製品化を進めている。
■ベクター <2656> 505円 +80 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
3日、ベクター <2656> [JQ]が新作ブラウザゲーム「ドラゴニックエイジ」の正式サービスを開始したと発表したことが買い材料。同タイトルは剣と魔法の王道ファンタジーRPGで、同社が運営する総合ゲームポータル「VectorGame」、ドワンゴの「ニコニコアプリ」、ミクシィ <2121> [東証M]の「mixi ゲーム」向けに配信する。発表を受けて、正式サービス開始による業績への寄与に期待する買いが殺到した。株価は80円ストップ高の505円買い気配。
■日本特殊陶業 <5334> 3,460円 -75 円 (-2.1%) 本日終値
日本特殊陶業<5334>が反落。UBS証券は、VW/Audiの排ガス操作問題を契機に、排ガス測定時の条件がより厳格化される機運が高まっている流れで、エンジンの燃焼効率の向上に貢献するハイエンドスパークプラグや排ガス浄化システムをより精緻にコントロールするための「全領域センサ」の需要に追い風と解説。中期では「NOxセンサ」の拡販余地も出てきているとの見解を示し、同社に対する17年3月期営業利益予想について770億円から780億円へ若干増額。レーティングは「バイ」を継続し、目標株価は3700円から4000円へ引き上げられた。
■ユニ・チャーム <8113> 2,482円 -53 円 (-2.1%) 本日終値
ユニ・チャーム<8113>が3日続落。一時は中国向けに紙おむつが伸びている事が好感されて相場になっていたが、7月~9月と中国経済悪化を懸念されると同社株も下落トレンドに転じていた。SMBC日興証券はユニ・チャームのリポートをリリース。「目標株価を従来から2%減額するが12月2日終値から42%の株価上昇余地」と紹介、目標株価を3700円から3630円へ引き下げているものの、投資評価は「1」を継続とした。アナリストはタイ、中国での幼児向けおむつなどの利益水準が従来より低下したが、2016年12月期の増益転換を見込むと解説。株価は収益悪化を織り込み下落したものの、業績の底打ちと増益転換に向けてリバウンドが始まっている。
■富士フイルム <4901> 4,924円 -98 円 (-2.0%) 本日終値
SMBC日興証券の精密機器・ヘルスケアセクターのリポートでは、投資評価の評価軸は精密機器がフリーキャッシュフロー創出力とその活用力で、ヘルスケアはDCFと指摘。グローバル市場で成長できる企業が再評価される局面を迎えるとの見方で、個別では、富士フイルム<4901>をフリーキャッシュフロー活用力の評価からセクター内でのコアと位置付け、セイコーエプソン<6724>を事務機関連、オリンパス<7733>をメドテックで推奨。業種格付けは、精密「強気」、ヘルスケア「中立」を継続している。
■コニカミノルタ <4902> 1,296円 -25 円 (-1.9%) 本日終値
コニカミノルタ<4902>が反落。SMBC日興証券が投資評価「2」(中立)、目標株価1200円でカバレッジを開始したことが確認されている。ただ同証券は、円安の一巡や競合企業の価格戦略もあり、成長は鈍化する局面と指摘。下方修正後の会社計画も未達リスクありと解説。今後は一部競合が価格戦略で市場シェアを取りに来ている中で、同社が3年ぶりにフルモデルチェンジしたカラー複合機で予定通り取り戻せるかに注目したい、としている。
■いちごHD <2337> 367円 -7 円 (-1.9%) 本日終値
3日、いちごHD <2337> がメガソーラーの月次発電量を発表。11月の発電実績が計画比6.0%減だったことが売り材料視された。11月は西日本で月間日照時間が平年比73%と、1946年の統計開始以降で最も少ない記録となったことが響いた。ただ、前年同月比では2.2倍の増加となっている。
■イオン <8267> 1,900円 -34.5 円 (-1.8%) 本日終値
イオン<8267>が反落。JPモルガン証券では、16年2月期第3四半期営業利益は前年比3倍弱の170億円と予想。小売事業では、新規連結影響が約60億円、既存事業の増益が約40億円、その他主要セグメントも概ね順調とみているものの、消費増税影響の無い2年前比では4割以上減益と推定。今期業績でより重要なのは第4四半期の動向とみて、株価水準は割高圏と解説。レーティング「アンダーウエイト」と目標株価1400円を継続している。
■キユーピー <2809> 3,005円 -40 円 (-1.3%) 本日終値
キユーピー<2809>が小幅反落。UBS証券では、来年1月に発表される16~18年の中期経営計画では、18年度の営業利益目標として360億円以上が見込まれ、利益成長拡大の3か年に突入すると指摘。来期見通しに保守的なガイダンスを出すリスクはあるとみているものの、中期経営計画の目標達成には強い意志を示すとみて、来期の保守的ガイダンス等で株価が下押せば押し目買い妙味があると解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を3000円から3280円に引き上げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,245円 -9 円 (-0.7%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>は軟調。全般相場が下落するなか、石油関連株にも売りが先行している。3日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近1月物が前日比1.14ドル高の1バレル41.08ドルと上昇した。きょうは石油輸出国機構(OPEC)総会が開催されるが、一部でサウジアラビアが減産を提案するとの報道も出ており、その結果に関心が高まっている。
●ストップ高銘柄
リーバイス <9836> 413円 +80 円 (+24.0%) ストップ高 本日終値
山王 <3441> 497円 +80 円 (+19.2%) ストップ高 本日終値
ベクター <2656> 505円 +80 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
FVC <8462> 2,210円 -500 円 (-18.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース