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【市況】目先は個人主体による材料株物色がメインになりそう【クロージング】


2日の日経平均は反落。74.27円安の19938.13円(出来高概算18億9000万株)で取引を終えている。前日の大幅な上昇に対する利益確定の売りが先行。その後、一時2万円を回復する局面もみられたが、結局は2万円近辺でのこう着感の強い相場展開となった。

東証1部の騰落銘柄は値上がり、値下がり数が拮抗。規模別指数では大型、小型株指数がプラスとなる半面、中型株指数はマイナス。セクターでは、建設、水産農林、情報通信が上昇。半面、ガラス土石、パルプ紙、精密機器、海運などが下落。

もっとも前日の2万円回復でいったんは利益確定といった流れがコンセンサスだったこともあり、想定内の一服であろう。主力処は高安まちまちであり、セクターをみてもリバランス的な動きであったが、中小型株の一角などは動意をみせており、個人主体の物色意欲は根強い。

今晩の米国ではMBA住宅ローン申請指数、ADP全米雇用報告、非農業部門労働生産性確定値、地区連銀経済報告(ベージュブック)が予定されている。12月の利上げは織り込まれており、結果を受けて大きなトレンドは出難いと考えられる。ただし、米国市場が不安定な動きをみせてくるようだと、日経平均はこう着に。

また、欧州中央銀行(ECB)理事会も控えていることから、動きづらくなる可能性もあり、目先は個人主体による材料株物色がメインになりそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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