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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は123円前後で推移か、米利上げを想定したドル買い継続へ


11月30日のドル・円は東京市場では122円69銭から122円85銭で推移。欧米市場でドルは123円34銭まで上昇し、123円11銭で引けた。

本日12月1日のドル・円は123円前後で推移か。米12月利上げを想定したドル買いは継続する可能性があり、ドルは122円台後半で下げ渋る見込み。

報道によると、国際通貨基金(IMF)は11月30日に開いた理事会で、中国の通貨である人民元を特別引き出し権(SDR)の構成通貨に加えることを正式決定した。従来の構成通貨(米ドル、ユーロ、ポンド、日本円)に人民元が新たに加わることを声明で発表した。

人民元がSDR構成通貨に加わるのは2016年10月1日からとなる。人民元のSDR通貨バスケット構成比率は10.92%に設定された。IMFによると、SDR構成通貨への人民元組み入れによって、ドルの比率は41.9%から41.73%にやや低下し、ユーロは37.4%から30.93%へ、ポンドは11.3%から8.09%に、日本円は9.4%から8.33%に低下する。

市場関係者の間では、人民元の構成比率は想定(15%程度)よりも低いとの声が聞かれている。それでも、中国の金融改革や自由化の進展につれて将来的には40%程度まで高まり、人民元相場の上昇につながるとの見方は少なくないようだ。

《SY》

 提供:フィスコ

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