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【市況】30日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、銀行株の上げ目立つ


週明け30日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比9.10ポイント(0.26%)高の3445.40ポイントと3日ぶり反発した。上海A株指数は9.04ポイント(0.25%)高の3607.39ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が14.29ポイント(3.89%)高の381.26ポイント、深センB株指数が11.88ポイント(1.00%)高の1199.85ポイントで引けた。

自律反発狙いの買いが優勢。上海総合指数が先週末に急落し、今月に入ってからの上昇分をほぼ削るなか、値ごろ感が着目された。時価総額上位の銘柄が大きく売られ、後場寄り直後に上海総合指数は一時3%超下落し、約4週ぶりの安値を付けたものの、程なく買い戻しが入っている。政策期待の高まりも相場を支えた。12月の上旬から中旬にかけて、翌年度・経済政策の基本方針を決める「中央経済工作会議」が開かれる予定だ。

銀行株が相場をけん引する。中国銀行(601988/SH)が4.1%上昇した。発電やガスの公益株、不動産株、消費関連株なども上げが目立つ。証券株の一角もしっかり。取引規制の強化や、証券当局による不正調査などを嫌気し、同セクターの銘柄は前営業日に急落していた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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