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【市況】明日の株式相場見通し=2万円乗せ巡り攻防、閑散のなか売り買い拮抗

 あす(27日)の東京株式市場は、日経平均株価2万円乗せを巡る攻防となりそうだ。現地26日の米株式市場が感謝祭の祝日で休場となるため、海外投資家の参加が限定的となることもあり、閑散商いのなかで売り買いが拮抗することになりそうだ。
 市場関係者からは「きょうは、日経平均2万円に何度か急接近する場面があったものの、結局押し戻された。売買エネルギー不足で、1日の高安の変動幅が約66円と小幅で方向感に乏しい値動きとなった。あすもこの傾向が続きそうだ」との見方が出ていた。
 26日の東京株式市場は買い優勢でスタートし、日経平均株価は何度か2万円目前まで上昇。ただ、後場後半はやや伸び悩み、終値は前日比96円83銭高の1万9944円41銭と反発した。ただ、東証1部の売買代金は、2兆739億円とかろうじて2兆円台はキープしたものの、11月16日以来の低水準となった。
 日程面では、ウェブ技術をベースとしたグループウェアである「デスクネッツ ネオ」の販売などを手掛けるネオジャパン<3921>が東証マザーズに新規上場する。このほか、10月の消費者物価指数・家計調査・完全失業率・有効求人倍率に注目。海外では、EU外相理事会、米ブラックフライデー(年末商戦入り)が焦点となる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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