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【市況】東京株式(大引け)=96円高、2万円大台回復が目前に

 26日の東京株式市場は買い優勢でスタートし、日経平均株価は一時2万円目前まで上値を伸ばした。ただ、後場後半はやや伸び悩み大台回復はおあずけとなった。
 大引けの日経平均株価は前日比96円83銭高の1万9944円41銭と反発。東証1部の売買高概算は18億6827万株、売買代金概算は2兆739億2000万円。値上がり銘柄数は1064、対して値下がり銘柄数は712、変わらずは142銘柄だった。全体指数は終始堅調だったが、値上がり銘柄数は全体の55%にとどまり、売買代金も2兆円台はキープしたものの、11月16日以来の低水準だった。
 前日の米国株市場はほぼ横ばい圏での着地となったが、それに先立つ欧州市場が大きく上昇したことを受け、東京市場でもリスク選好ムードが強い。政府の補正予算に対する期待で内需関連が買われたほか、為替が対ドルで円安に振れたことも輸出主力株を中心に買いを後押しした。ただ、きょう26日は米国市場が感謝祭で休場となることで、海外機関投資家の参戦が少なく、日経平均は2万円大台にあと10円弱というところまで迫ったが、最後の一歩で伸びを欠いた。
 個別では、トヨタ<7203>が堅調、ファーストリテ<9983>も高い。小野薬<4528>も上昇。保土谷化<4112>がストップ高に買われたほか、日本通信<9424>も値を飛ばした。ベリサーブ<3724>、スタンレー電<6923>、パイオニア<6773>も物色人気に。半面、JDI<6740>、ミネベア<6479>が大幅安、シャープ<6753>も値を下げた。SUMCO<3436>の下げも目立つ。ガリバー<7599>、三信電気<8150>が売られ、日産化<4021>も下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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