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【市況】<マ-ケット日報> 2015年11月25日

 25日の市場は日経平均が6日ぶりに反落。終値は前日比77円安の1万9847円だった。ロシア軍機撃墜による地政学的リスクや円高を嫌気して終日マイナス圏で推移。昨日まで5連騰していた反動もあったようで、主力株中心に売り物が比較的目立っていた。日経平均の2万円大台を前に買い方もやや慎重姿勢となっている様子。

 昨日の米国市場は原油先物(WTI)の上昇が支えとなってダウ平均は小反発した。トルコによるロシア軍機撃墜で序盤は100ドルほど下げていたが、その後は押し目買いや石油株の上昇でプラス圏まで回復。7-9月GDP改定値が上方修正されたことも安心感を誘ったようだ。米国株は欧州株ほど影響は受けなかった。一方、東京市場は1ドル=122円台前半まで進んだ円高の影響で、日経平均が1万9800円前後まで下げる弱含みの展開。主力株へ換金売りが出てこの日はさすがに連騰する雰囲気にはならなかった。しかし、下値では押し目買いがしっかりと入っており、後場からはじわりと下げ幅を縮小。日経平均はマイナスとなったものの、全体として2万円の大台を目指す流れまでは変わっていない。

 個別では自社株買いを発表した横河ブHD <5911> が年初来高値を更新。2期ぶりの復配を決めたリソー教育 <4714> が上昇。身にまとう化粧品を発表した帝人 <3401> も買われている。一方、相場操縦の疑いで村上氏が強制捜査を受けているとの一部報道から、同氏関連が株主となっている黒田電 <7517> が急落している。(ストック・データバンク 編集部)

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