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【市況】東京株式(大引け)=20円高、引け直前切り返し4日続伸

 20日の東京株式市場は朝方から売り優勢の地合いだったが、後場は売り買いが交錯するなか後半下げ渋り、引け際跳ねてプラス圏での着地となった。
 大引けの日経平均株価は前日比20円高の1万9879円81銭と小幅ながら4日続伸。東証1部の売買高概算は18億4455万株、売買代金概算は2兆1857億8000万円。値上がり銘柄数は1139、対して値下がり銘柄数は623、変わらずは153銘柄だった。
 きょうの東京市場は、手掛かり材料に欠けるなか、利益確定売りが先行した。ただ先高期待は強く、押し目買いも観測され下げ幅は限定的なものにとどまった。前日にECBが開示した先月22日の定例理事会議事要旨は追加緩和の可能性を示唆するもので、世界的な流動性期待が下値を支えた。3連休前の週末ということもあって、積極的な買いも見送られたが、後場は値上がり銘柄数が漸増傾向となり、つれて日経平均も底堅さを発揮。大引けにかけて海外筋とみられる買いが断続的に入り、日経平均は大引け直前、土俵際で体をかわしてきょう初のプラス転換となりそのまま着地した。
 個別では、ソフトバンク<9984>がしっかり、小野薬品工業<4528>、日本電産<6594>も高い。ルネサス<6723>が一時ストップ高に買われ、セイコーHD<8050>、日本通信<9424>、シャープ<6753>なども物色人気。サイバー<4751>も上昇した。半面、住友不<8830>が軟調、ブリヂストン<5108>も冴えない。大阪チタ<5726>が急反落、明治海<9115>、キトー<6409>も安い。日新薬<4516>、フジテック<6406>、東製鉄<5423>なども値を下げた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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