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【市況】明日の株式相場見通し=日銀会合を前に様子見、外国人の継続買い評価

 あす(18日)の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合の内容発表を翌日に控えて、売り買いともに様子見姿勢が強まりそうだ。ただ、そのなかでも積極的な売り材料に乏しいことから、買いが上回り日経平均株価は続伸となりそうだ。
 市場関係者からは「大引けに掛けやや上昇幅が縮小したため、一部で期待されていた2007年2月の10営業日連続陽線以来、約8年9カ月ぶりの“9営業日連続陽線”の記録達成は惜しくも逃したものの、外国人投資家からとみられる買いは継続している」との見方が出ていた。
 17日の東京株式市場は、終始買い優勢で日経平均株価終値は前日比236円94銭高の1万9630円63銭と急反発。フランス・パリで発生した同時テロの影響も懸念されたが、前日の欧州株市場が総じて底堅さをみせ、これを好感して米株式市場も急反発となったことから、東京市場にも買い安心感が広がった。また、外国為替市場での円安進行も追い風として作用した。
 日程面では、日銀金融政策決定会合(~19日)、10月の訪日外国人客数、16日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、APEC首脳会議(~19日)、TPP12カ国首脳会合、FOMC議事要旨(10月27~28日分)、米10月の住宅着工件数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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