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【市況】東京株式(大引け)=28円高、景気指標足場に後場反転

 10日の東京株式市場は朝方大きく売り優勢で始まったもののその後急速に下げ渋り、日経平均は後場終盤になってプラス転換を果たした。
 大引けの日経平均株価は前日比28円52銭高の1万9671円26銭と5日続伸。東証1部の売買高概算は20億6925万株、売買代金概算は2兆3541億6000万円。値上がり銘柄数は701、対して値下がり銘柄数は1090、変わらずは120銘柄だった。値下がり銘柄数は値上がりを大きく上回るが大型株中心に買われ日経平均は高く引けた。
 きょうの東京市場は、前場と後場で地合いが大きく変化した。前場は、テクニカル的に過熱感が強かったところに、前日の米国株市場が中国経済の先行き不透明感と12月利上げに対する警戒ムードで大きく下げたのを受け、利益確定の売りが広範囲に波及した。しかし、後場に入ると強い景気関連指標の発表を手掛かりに買いが厚みを増し、急速に下げ渋る展開に。午後2時過ぎに日経平均はプラス圏に切り返し、その後は前日比小幅高の水準で売り物をこなし切った。
 個別では、日本郵政<6178>はじめ郵政3社がそろって反発。ファーストリテ<9983>が高く、ダイキン<6367>も人気に。横河ブHD<5911>が大幅高、フージャース<3284>、JDI<6740>も値を飛ばした。駒井ハルテク<5915>、図研<6947>も物色人気に。半面、村田製作所<6981>、任天堂<7974>が安い。KLab<3656>が大幅安、KNTCT<9726>、横浜ゴム<5101>の下げも目立った。浜松ホトニクス<6965>、戸田工<4100>も大幅下落した。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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