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【市況】日経平均は5日続伸、先高期待強く3ケタの下落から切り返す/相場概況


日経平均は5日続伸。9日の米国市場では、年内利上げへの警戒感に加え、経済協力開発機構(OECD)による世界経済見通しの引き下げなどを受けて、NYダウは179ドル安となった。シカゴ日経225先物清算値は19435円となり、本日の日経平均もこうした流れを引き継ぎ185円安でスタートした。寄り付きを安値に朝方やや値を戻したが、前場はおおむね19500円台前半でのもみ合いとなった。ただ、先高期待の強さから押し目買いが入り、後場の日経平均は下げ幅を縮めるとプラスへと切り返した。

大引けの日経平均は前日比28.52円高の19671.26円となった。東証1部の売買高は20億6925万株、売買代金は2兆3541億円だった。業種別では、医薬品、精密機械、銀行業が上昇率上位だった。一方、パルプ・紙、電気・ガス業、石油・石炭製品が下落率上位だった。

個別では、日本郵政<6178>、かんぽ生命保険<7181>、ゆうちょ銀行<7182>がそろって反発したほか、みずほ<8411>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>などが堅調。前日決算発表したJDI<6740>、サンドラッグ<9989>、スクリン<7735>の上昇が目立った。また、CEHD<4320>、横河ブHD<5911>、TOWA<6315>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、村田製<6981>、アルプス電<6770>、ファナック<6954>、三菱商事<8058>などが軟調。取引時間中に決算発表した浜ゴム<5101>は8%近い下落に。また、KLab<3656>、石原産<4028>、OBARA-G<6877>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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