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【市況】東京株式(大引け)=147円高、決定会合後に上げ足加速

 30日の東京株式市場は主力株中心に買われ、上値指向を強めた。日銀の金融決定会合の結果を受け、いったん下押したが、その後大きく買い戻された。
 大引けの日経平均株価は前日比147円39銭高の1万9083円10銭と3日続伸。東証1部の売買高概算は26億6855万株、売買代金概算は3兆1519億8000万円。値上がり銘柄数は1057、対して値下がり銘柄数は724、変わらずは125銘柄だった。売買代金は連日で3兆円大台を上回った。
 きょうの東京市場は欧米株軟調を受け、朝方やや売り優勢で始まったものの、その後下げ渋り、前引け時点の日経平均は小幅安で着地。注目された日銀の金融政策決定会合は昼休み時間中に「現状維持」と発表され、為替市場での円高と歩調を合わせ後場寄り一段安に売られたが、そこからの底堅さが光った。企業の決算発表に絡み好業績銘柄を買う動きが全体を支えた。売り方の買い戻しを誘発し、日経平均は一時260円強の上昇をみせ、大引けにかけてやや伸び悩んだものの、2カ月ぶりに終値で1万9000円台を回復した。
 個別では、パナソニック<6752>が堅調、トクヤマ<4043>が大きく買われた。東光<6801>が値上がりトップ、大日塗料<4611>、塩野義薬<4507>も値を飛ばした。カプコン<9697>が買われ、日本調剤<3341>、野村不HD<3231>、OLC<4661>も物色人気に。半面、GSユアサ<6674>、エプソン<6724>が急落、NEC<6701>の下げもきつい。任天堂<7974>、ヤマトHD<9064>、ぐるなび<2440>も大幅安。アンリツ<6754>も下落した。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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