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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):PALTAC、フォスター、豊田織、グリー

■PALTAC <8283>  2,387円  +129 円 (+5.7%)  本日終値
 29日、PALTAC <8283> が16年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の154億円→175億円に13.6%上方修正。5.6%減益予想から一転して7.2%増益を見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。10月にマツキヨHD <3088> から買収した伊東秀商事の業績上積みが寄与する。発注や納品の工程見直しによる生産性向上も利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の46円→48円(前期は45円)に増額修正したことも買い気を誘った。

■富士電機 <6504>  543円  +29 円 (+5.6%)  本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常は一転15%増益で上振れ着地」が好感された。富士電機 <6504> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比15.3%増の70億円に伸び、従来の29.2%減益予想から一転して増益で着地。
  ⇒⇒富士電機の詳しい業績推移表を見る

■フォスター電機 <6794>  3,005円  +160 円 (+5.6%)  本日終値
 29日、フォスター <6794> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比36.5%増の59.2億円と、従来予想の57億円を上回って着地したことが買い材料。主力のスマートフォン用ヘッドセットの販売が大きく伸びたことが寄与。生産性の向上や原価低減による採算改善も大幅増益に貢献した。

■豊田自動織機 <6201>  6,410円  +330 円 (+5.4%)  本日終値
 豊田自動織機<6201>が急反発。11時40分ごろ、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の2兆2000億円から2兆2300億円(前期比2.9%増)へ、営業利益を同1250億円から1300億円(同10.6%増)へ上方修正したことが好感されている。上期業績が中国・欧州向けカーエアコン用コンプレッサーの伸長や欧米向けフォークリフトトラックの増加などにより、計画を大きく上回って着地したことが要因。また、連結子会社であるアサヒセキュリティおよびワンビシアーカイブズの株式を12月に売却するため、純利益を1260億円から1870億円(同62.2%増)へ修正した。業績予想の修正に加えて、従来、中間・期末各55円を予定していた配当について、各60円に引き上げると発表しており、これも好材料視されている。年間配当は120円(従来予想110円、前期110円)を予定している。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1兆1002億600万円(前年同期比5.2%増)、営業利益669億6200万円(同17.9%増)、純利益679億7900万円(同11.5%増)だった。

■イハラケミカル工業 <4989>  1,484円  +72 円 (+5.1%)  本日終値
 イハラケミカル工業<4989>が反発。同社は29日の取引終了後、15年10月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の420億円から410億円(前期比11.6%増)へ下方修正したものの、営業利益は38億円から49億円(同42.3%増)へ、純利益は33億円から39億円(同58.5%増)へ増額修正、これを好感する動き。海外向け畑作用除草剤の販売不振が圧迫要因となるが、海外向け水稲用除草剤の好調や原油安を背景とした原材料購入価格減、円安効果などが利益を押し上げている。

■TOKAI <3167>  514円  +24 円 (+4.9%)  本日終値
 29日、TOKAI <3167> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.1%にあたる360万株(金額で18億円)を上限に自社株買いを実施と発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15年10月30日から16年2月29日まで。また、発行済み株式数の10.0%にあたる1552万株の自社株を消却する。消却予定日は11月6日。同時に決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比12.2%増の17.7億円に伸び、従来の53.9%減益予想から一転して増益で着地したことも支援材料。

■小林製薬 <4967>  9,420円  +410 円 (+4.6%)  本日終値
 29日、小林製薬 <4967> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.9%にあたる120万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15年10月30日から16年3月24日まで。同時に、16年3月期の連結最終利益を従来予想の130億円→133億円に2.3%上方修正。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の92円→94円(前期は90円)に増額修正したことも支援材料。

■グリー <3632>  614円  +24 円 (+4.1%)  本日終値
 グリー<3632>が高い。29日の取引終了後、第2四半期累計(7~12月)連結業績見通しについて、売上高を従来予想の365億円から370億円(前年同期比25.3%減)へ、営業利益を60億円から70億円(同37.0%減)へ上方修正したことが好感されている。第1四半期決算で、主な収益源であるゲーム事業が「NARUTO-ナルト- 忍コレクション 疾風乱舞」など国内ネイティブゲームの成長で計画以上で推移していることや、費用の削減が進行したことが貢献。また、最近の業績動向も加味したとしている。なお、純利益は従来予想の35億円(前年同期41億7900万円の赤字)を据え置いている。

■大氣社 <1979>  2,937円  +113 円 (+4.0%)  本日終値
 大気社<1979>は堅調。同社は29日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高は920億円(同8.1%増)の従来予想を据え置いたが営業利益を25億円から40億円(前年同期比68.3%増)へ、純利益を16億円から26億円(同31.7%増)へ上方修正した。採算性重視の受注活動やコストダウン効果が表面化している。

■ITホールディングス <3626>  3,005円  +115 円 (+4.0%)  本日終値
 29日、ITHD <3626> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.9%にあたる80万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は15年10月30日から16年1月31日まで。同時に決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比24.0%増の99億円に伸び、従来予想の85億円を上回って着地したことも支援材料。

●ストップ高銘柄
 ブランジスタ <6176>  1,075円  +300 円 (+38.7%) ストップ高   本日終値
 アスカネット <2438>  2,216円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 メタップス <6172>  3,300円  +500 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 白青舎 <9736>  575円  +80 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 以上、4銘柄

●ストップ安銘柄
 ALBERT <3906>  1,590円  -400 円 (-20.1%) ストップ安   本日終値
 オウチーノ <6084>  1,590円  -400 円 (-20.1%) ストップ安   本日終値
 バルニバービ <3418>  4,480円  -1,000 円 (-18.3%) ストップ安   本日終値
 GMOメディア <6180>  5,590円  -1,000 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値
 ETFSガソ <1691>  2,575円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、5銘柄

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