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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):カプコン、マンダム、OLC、アルプス

■日本合成化学工業 <4201>  901円  +72 円 (+8.7%)  本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常が9%増益で着地・7-9月期も31%増益」が好感された。日合成 <4201> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比9.0%増の71.3億円に伸びたが、通期計画の143億円に対する進捗率は49.9%となり、5年平均の50.9%とほぼ同水準だった。
  ⇒⇒日本合成化学工業の詳しい業績推移表を見る

■カプコン <9697>  2,560円  +203 円 (+8.6%)  本日終値
 カプコン<9697>が反発。同社は29日の取引終了後、16年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は316億3800万円(前年同期比22.1%増)、営業利益は28億4400万円(同35.1%減)、純利益は19億5100万円(同34.4%減)だった。アミューズメント機器では新作投入による原価率の上昇や一部タイトルの計画未達に加え、オンライン・モバイルコンテンツでの既存タイトルの収益減が利益を圧迫している。その一方で、前期発売の「モンスターハンター4G」や「バイオハザード リベレーションズ2」などのリピート販売やダウンロード版が海外を中心に健闘し、国内では「戦国BASARA4 皇」が底堅い売れ行きとなっており、ゲームソフト好調による売上高での大幅増収を好感している。通期業績は売上高760億円(前期比18.2%増)、営業利益120億円(同13.4%増)、純利益77億円(同16.4%増)と従来見通しを据え置いた。11月28日発売のニンテンドー3DS向けソフト「モンスターハンタークロス」の人気化が期待される。

■三和ホールディングス <5929>  980円  +76 円 (+8.4%)  本日終値
 30日に発表した「三和ホールディングス、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
  ⇒⇒三和ホールディングスの会社開示情報を見る

■マンダム <4917>  4,815円  +365 円 (+8.2%)  本日終値
 29日、マンダム <4917> が決算を発表。16年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比4.2%増の58.1億円に伸び、従来の5.9%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。主力の男性向けブランド「ギャツビー」の販売低迷を、「ルシード」ブランドの制汗剤や女性向け化粧品の好調で補い、9.1%の増収を確保した。円安で海外子会社売上高の円換算額が増加したことも増益に貢献した。通期計画の58億円を既に0.2%上回っており、通期上振れを期待する買いが向かった。

■三機工業 <1961>  1,004円  +75 円 (+8.1%)  本日終値
 三機工業<1961>が急伸。同社は29日の取引終了後、16年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の760億円から754億円(前年同期比0.1%減)へ、営業損益を19億円の赤字から1億7000万円の黒字(前年同期27億500万円の赤字)へ、最終損益を12億円の赤字から2億5000万円の黒字(同13億2700万円の赤字)へ修正した。受注環境の改善に加え、原価管理の徹底など利益改善への取り組みが利益を押し上げている。

■JSP <7942>  2,601円  +183 円 (+7.6%)  本日終値
 29日に決算を発表。「今期経常を13%上方修正・5期ぶり最高益更新へ」が好感された。JSP <7942> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比39.9%増の41億円に拡大し、従来予想の34億円を上回って着地。
  ⇒⇒JSPの詳しい業績推移表を見る

■オリエンタルランド <4661>  7,382円  +478 円 (+6.9%)  本日終値
 オリエンタルランド<4661>が大幅続伸。29日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算は、売上高2220億3700万円(前年同期比0.3%減)、営業利益521億4700万円(同3.4%減)、純利益359億4200万円(同1.1%減)と減収減益となったが、入園者動向などから減収減益は織り込み済みであるうえ、純利益は従来予想の356億7000万円を上回っており、これが好感されているようだ。テーマパーク事業で初期需要が特に高かった「ワンス・アポン・ア・タイム」や「アナとエルサのフローズンファンタジー」が2年目となったことや、猛暑や雨が多かった影響で入園者数が同4.8%減の1437万人となったことが響いた。4月に入園料を値上げしたことで客単価は上昇したが、カバーしきれなかった。

■アマノ <6436>  1,582円  +100 円 (+6.8%)  本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常は84%増益で上振れ着地」が好感された。アマノ <6436> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比84.0%増の49.9億円に拡大し、従来予想の40億円を上回って着地。
  ⇒⇒アマノの詳しい業績推移表を見る

■大京 <8840>  210円  +13 円 (+6.6%)  本日終値
 29日に決算を発表。「上期経常が25倍増益で着地・7-9月期も2.5倍増益」が好感された。大京 <8840> が10月29日大引け後(15:30)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比25倍の104億円に急拡大し、通期計画の170億円に対する進捗率は61.3%に達し、5年平均の31.2%も上回った。
  ⇒⇒大京の詳しい業績推移表を見る

■アルプス電気 <6770>  3,790円  +215 円 (+6.0%)  本日終値
 29日、アルプス <6770> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の545億円→595億円に9.2%上方修正。従来の5.4%減益予想から一転して3.3%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。中国経済の減速に伴い、車載情報機器事業(アルパイン <6816> )の業績は落ち込むものの、スマートフォン向けカメラ用アクチュエーターや車載向けモジュールの好調で補い、売上が計画を上回ることが寄与。円安による収益押し上げ効果も利益を押し上げる。

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