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【材料】グランディが急動意、第2四半期業績予想増額と緩和トレードの追い風

 グランディハウス<8999>が急動意、4.9%高の406円まで上値を伸ばし、9月15日以来の400円台乗せを果たした。7月17日の年初来高値435円をつけた後、8月25日の335円をボトムとする往来圏に突入、徐々に370円近辺に収れんする週足三角もち合いを形成しテクニカル的にも煮詰まっていた。
 同社は北関東3県を地盤に1次取得者向け戸建て住宅販売に展開、千葉県や茨城県での営業強化が奏功して新築住宅需要の取り込みに成功しており、16年3月期営業利益は11.8%増の27億円見通しと好調だ。26日取引終了後、16年3月期の第2四半期連結業績予想の修正を発表しており、営業利益を11億5000万円から13億6700万円(前年同期比36.0%増)へ増額、これが好感されたかたちだ。また、今週30日に日銀の金融政策決定会合を控えており、追加緩和期待を背景とした短期筋の緩和トレードが不動産株全般に広がっており、その流れも味方している。同社株はPBR0.7倍台、PER7倍前後と指標面から割安感が強いことで水準訂正余地が大きい。

グランディの株価は11時30分現在406円(△19円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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