【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):花王、カブコム、ミライトHD、大同特鋼
■花王 <4452> 5,913円 +45 円 (+0.8%) 本日終値
花王<4452>が4日続伸。同社が23日引け後に発表した15年12月期第3四半期累計(1~9月)決算を受け、ゴールドマン・サックス証券がリポートをリリースしている。同社が想定以上の原料安効果を主因に通期の営業利益予想を50億円増額修正したことについて、同証券は更なる上振れ余地があるとの見解を示している。同証券ではまた、花王に対する業績予想の増額修正に伴い目標株価は5350円から5450円へ引き上げ、セクター相対で投資判断は「中立」を継続するものの、「力強いおむつ事業の拡大や利益率上昇は高評価」ともしている。
■カブドットコム証券 <8703> 412円 +3 円 (+0.7%) 本日終値
カブドットコム証券<8703>はきょうの前引け後、16年3月期中間期(4~9月)の非連結決算を発表した。営業利益は前年同期比45.7%増の61億2900万円、純利益は同55.1%増の50億3400万円で着地した。委託手数料が54億円(前年同期比27.8%増)となったほか、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料が1億7200万(同75.7%増)となった。このほか投資信託の代行手数料や、FXなどのトレーディング損益が半期ベースで過去最高となった。
■SMK <6798> 649円 +3 円 (+0.5%) 本日終値
SMK<6798>は続伸で年初来高値を更新。同社は23日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を745億円から760億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を32億円から42億円(同98.7%増)へ、最終利益を31億円から35億円(同76.6%増)へ修正した。スマートフォン、タブレット端末などが堅調に推移し、自動車関連分野も海外を中心に伸びている。また、ウエアラブル、メディカル、ヘルスケアなどの新市場の拡大も顕著で売上高、利益ともに従来予想を上回る見込みで、これを好感する買いが集まった。
■ネットワンシステムズ <7518> 723円 +2 円 (+0.3%) 本日終値
ネットワンシステムズ<7518>が小幅ながらも4日続伸。ネットワンシステムズが発表した2016年3月期上期の売上高は622億円から629億円に引き上げられたものの、営業損益は8億2000万円の黒字から8000万円の赤字に修正、最終損益は5億円の黒字から9000万円の赤字に転落となった。国内大手証券はリポートで「ネガティブな印象」としており、ネットワーク案件の収益性悪化が継続していることを指摘。先行き不透明感があるとしている。
■ワキタ <8125> 1,005円 +1 円 (+0.1%) 本日終値
ワキタ<8125>が小幅続伸。岩井コスモ証券は、ワキタの16年2月期通期業績について、売上高を会社計画と同額の600億円(前期比4.1%増)、営業利益は会社計画87億円を下回る80億円(同7.4%減)と予想。ただ、17年2月期業績については、建機事業の改善などが期待されることなどから再び増益に転じると見込み、投資判断は「B+」を継続している。ただ、目標株価は1400円から1100円へ引き下げられた。
■ゼンリン <9474> 1,736円 +1 円 (+0.1%) 本日終値
23日、ゼンリン <9474> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1億円の赤字→4.2億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。主力の地図データベース関連事業の売上が堅調に推移する中、コスト低減による採算改善に加え、一部の新規開発案件に係る先行費用の発生が下期以降に後ずれしたことが利益を押し上げた。
■ミライトHD <1417> 1,069円 -69 円 (-6.1%) 本日終値 東証1部 下落率3位
23日、ミライトHD <1417> が16年3月期の連結最終利益を従来予想の100億円→60億円に40.0%下方修正。減益率が10.0%減→46.0%減に拡大する見通しとなったことが売り材料。光回線工事や基地局工事などの売上減少や、ソフト開発での不採算案件に対する工事損失引当金21億円を計上したことなどが響く。
■淀川製鋼所 <5451> 2,365円 -119 円 (-4.8%) 本日終値 東証1部 下落率5位
淀川製鋼所<5451>が大幅反落。SMBC日興証券が23日付で目標株価を2750円から2500円へ引き下げたことが弱材料視されている。19日に、中国連結子会社などで合計66億円の減損を第2四半期末に実施すると発表したことを受けて、16年3月期の最終損益予想を32億円の黒字から25億円の赤字へ、17年3月期を同40億円から35億円へ下方修正したことが要因。ただし、今後の中国拠点の黒字化に向けた動きに期待したいとして、投資判断は「2」を据え置いた。
■大同特殊鋼 <5471> 427円 -16 円 (-3.6%) 本日終値
大同特殊鋼<5471>が反落。SMBC日興証券が23日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を630円から520円へ引き下げたことが嫌気されている。自動車部品・産業機械部品、機能材料・磁性材料、特殊鋼鋼材の3事業を下方修正したほか、高合金鋼(機能材料・磁性材料)、型鍛造品(自動車部品・産業機械部品)の足もとの不振を織り込み、16年3月期営業利益予想を270億円から240億円へ、17年3月期を同295億円から275億円へ下方修正したことが要因としている。ただし、業績回復の短期的な期待値は下がったものの、順調に収益は回復トレンドが続くとのシナリオに大きな変更はないともしている。
●ストップ高銘柄
アクセルマーク <3624> 1,406円 +300 円 (+27.1%) ストップ高 本日終値
ビリングシステム <3623> 4,040円 +700 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
アールビバン <7523> 485円 +80 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
AppBank <6177> 4,520円 +700 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
DIT <3916> 3,455円 +500 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース
花王<4452>が4日続伸。同社が23日引け後に発表した15年12月期第3四半期累計(1~9月)決算を受け、ゴールドマン・サックス証券がリポートをリリースしている。同社が想定以上の原料安効果を主因に通期の営業利益予想を50億円増額修正したことについて、同証券は更なる上振れ余地があるとの見解を示している。同証券ではまた、花王に対する業績予想の増額修正に伴い目標株価は5350円から5450円へ引き上げ、セクター相対で投資判断は「中立」を継続するものの、「力強いおむつ事業の拡大や利益率上昇は高評価」ともしている。
■カブドットコム証券 <8703> 412円 +3 円 (+0.7%) 本日終値
カブドットコム証券<8703>はきょうの前引け後、16年3月期中間期(4~9月)の非連結決算を発表した。営業利益は前年同期比45.7%増の61億2900万円、純利益は同55.1%増の50億3400万円で着地した。委託手数料が54億円(前年同期比27.8%増)となったほか、募集・売出し・特定投資家向け売付け勧誘等の取扱手数料が1億7200万(同75.7%増)となった。このほか投資信託の代行手数料や、FXなどのトレーディング損益が半期ベースで過去最高となった。
■SMK <6798> 649円 +3 円 (+0.5%) 本日終値
SMK<6798>は続伸で年初来高値を更新。同社は23日取引終了後、16年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を745億円から760億円(前期比14.7%増)へ、営業利益を32億円から42億円(同98.7%増)へ、最終利益を31億円から35億円(同76.6%増)へ修正した。スマートフォン、タブレット端末などが堅調に推移し、自動車関連分野も海外を中心に伸びている。また、ウエアラブル、メディカル、ヘルスケアなどの新市場の拡大も顕著で売上高、利益ともに従来予想を上回る見込みで、これを好感する買いが集まった。
■ネットワンシステムズ <7518> 723円 +2 円 (+0.3%) 本日終値
ネットワンシステムズ<7518>が小幅ながらも4日続伸。ネットワンシステムズが発表した2016年3月期上期の売上高は622億円から629億円に引き上げられたものの、営業損益は8億2000万円の黒字から8000万円の赤字に修正、最終損益は5億円の黒字から9000万円の赤字に転落となった。国内大手証券はリポートで「ネガティブな印象」としており、ネットワーク案件の収益性悪化が継続していることを指摘。先行き不透明感があるとしている。
■ワキタ <8125> 1,005円 +1 円 (+0.1%) 本日終値
ワキタ<8125>が小幅続伸。岩井コスモ証券は、ワキタの16年2月期通期業績について、売上高を会社計画と同額の600億円(前期比4.1%増)、営業利益は会社計画87億円を下回る80億円(同7.4%減)と予想。ただ、17年2月期業績については、建機事業の改善などが期待されることなどから再び増益に転じると見込み、投資判断は「B+」を継続している。ただ、目標株価は1400円から1100円へ引き下げられた。
■ゼンリン <9474> 1,736円 +1 円 (+0.1%) 本日終値
23日、ゼンリン <9474> が16年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の1億円の赤字→4.2億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料。主力の地図データベース関連事業の売上が堅調に推移する中、コスト低減による採算改善に加え、一部の新規開発案件に係る先行費用の発生が下期以降に後ずれしたことが利益を押し上げた。
■ミライトHD <1417> 1,069円 -69 円 (-6.1%) 本日終値 東証1部 下落率3位
23日、ミライトHD <1417> が16年3月期の連結最終利益を従来予想の100億円→60億円に40.0%下方修正。減益率が10.0%減→46.0%減に拡大する見通しとなったことが売り材料。光回線工事や基地局工事などの売上減少や、ソフト開発での不採算案件に対する工事損失引当金21億円を計上したことなどが響く。
■淀川製鋼所 <5451> 2,365円 -119 円 (-4.8%) 本日終値 東証1部 下落率5位
淀川製鋼所<5451>が大幅反落。SMBC日興証券が23日付で目標株価を2750円から2500円へ引き下げたことが弱材料視されている。19日に、中国連結子会社などで合計66億円の減損を第2四半期末に実施すると発表したことを受けて、16年3月期の最終損益予想を32億円の黒字から25億円の赤字へ、17年3月期を同40億円から35億円へ下方修正したことが要因。ただし、今後の中国拠点の黒字化に向けた動きに期待したいとして、投資判断は「2」を据え置いた。
■大同特殊鋼 <5471> 427円 -16 円 (-3.6%) 本日終値
大同特殊鋼<5471>が反落。SMBC日興証券が23日付で投資判断「2」を継続しつつ、目標株価を630円から520円へ引き下げたことが嫌気されている。自動車部品・産業機械部品、機能材料・磁性材料、特殊鋼鋼材の3事業を下方修正したほか、高合金鋼(機能材料・磁性材料)、型鍛造品(自動車部品・産業機械部品)の足もとの不振を織り込み、16年3月期営業利益予想を270億円から240億円へ、17年3月期を同295億円から275億円へ下方修正したことが要因としている。ただし、業績回復の短期的な期待値は下がったものの、順調に収益は回復トレンドが続くとのシナリオに大きな変更はないともしている。
●ストップ高銘柄
アクセルマーク <3624> 1,406円 +300 円 (+27.1%) ストップ高 本日終値
ビリングシステム <3623> 4,040円 +700 円 (+21.0%) ストップ高 本日終値
アールビバン <7523> 485円 +80 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
AppBank <6177> 4,520円 +700 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
DIT <3916> 3,455円 +500 円 (+16.9%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
第一中央汽船 <9132> 1円 0 円 (0.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
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