【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ライトオン、エプソン、富士フイルム、野村
■コロナ <5909> 1,167円 +48 円 (+4.3%) 本日終値
コロナ<5909>が大幅反発。22日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の337億円から342億9000万円(前年同期比3.4%増)へ、営業損益を同12億円の赤字から9億円の赤字(前年同期4億3700万円の赤字)へ、最終損益を同7億5000万円の赤字から5億3000万円の赤字(同1億2800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。ルームエアコンと除湿機の積極的な販売活動と、販売最盛期における天候の後押しなどを受けて、空調・家電機器の販売が好調に推移したことが要因としている。
■ライトオン <7445> 1,146円 +47 円 (+4.3%) 本日終値
22日、ライトオン <7445> が月次業績動向を発表。10月度の既存店売上高が前年同月比24.5%増に拡大したことが買い材料視された。伸び率が前月の12.1%を大きく上回ったうえ、9ヵ月連続で前年比プラスとなったことが好感された。新作の秋物商品の売れ行きが好調だったほか、テレビCM効果で「MOCOMOCO」シリーズの販売も伸びた。また、前年に比べて休日が1日多かったことも寄与した。
■日本車輌製造 <7102> 332円 +13 円 (+4.1%) 本日終値
日本車両製造<7102>や川崎重工業<7012>などが買われている。JR東海<9022>が22日、「N700A」の追加投入や既存車両の改造で、16年度から19年度にかけて約1040億円を投じると発表しており、新幹線製造に関連する銘柄のビジネスチャンスが拡大するとの見方から買われているようだ。JR東海では700系からの置き換えとして現在、N700Aの投入を進めているが、16年度から19年度にかけてさらに20編成のN700Aを追加投入するという。これにより、19年度末には700系の置き換えが完了し、全ての車両がN700Aになる。また、追加投入する20編成を除いた既存車両について、地震ブレーク強化やパンタグラフへの状態監視機能追加などの改造工事を順次行うとしており、車体傾斜電磁弁装置などを手掛けるナブテスコ<6268>などにも買いが向かっている。
■セイコーエプソン <6724> 2,091円 +78 円 (+3.9%) 本日終値
セイコーエプソン<6724>が大幅に4日続伸。SMBC日興証券は、同社の新規カバレッジを投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価3000円で開始するとのリポートをリリース。同社株価は、年初来では28.5%TOPIXをアンダーパフォーム、対ユーロでの円安メリット終焉、過去2四半期決算で会社計画未達など、大幅業績改善後の持続成長に株式市場は懐疑的であるものの、ピエゾ技術の潜在力は過小評価されている印象との見解を示している。
■富士フイルム <4901> 4,672円 +172 円 (+3.8%) 本日終値
富士フイルムホールディングス<4901>が反発。SMBC日興証券では、同社株は年初来でTOPIXを16.9%アウトパフォームしたため、「その持続性に対して株式市場はやや慎重になっている」としながらも、過去に実施してきたM&Aと構造改革効果で持続成長を描きやすい局面と指摘。今後はTACの減速をヘルスケアやBtoC復活でカバーするとみて、16年3月期営業利益を2000億円(会社予想は1900億円、市場コンセンサスは1966億円)と予想。レーティング「1」(アウトパフォーム)、目標株価5500円でカバレッジを開始している。
■サントリBF <2587> 4,870円 +175 円 (+3.7%) 本日終値
サントリー食品インターナショナル<2587>が急発進。モルガン・スタンレーMUFG証券では、15年12月期第3四半期累計(1~9月)の営業利益は、前年同期比11%増の718億円と予想。飲料各社が7~9月の収益で苦戦している中では健闘した数字になるとの見方で、欧州の業績次第ではこれを上回る可能性もあると解説。目標株価を6000円から5600円に引き下げるものの、レーティング「オーバーウエイト」を継続している。
■野村ホールディングス <8604> 782円 +28 円 (+3.7%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>が大幅反発。UBS証券では、16年3月期第2四半期決算で目先の悪材料は出尽くすと予想。目標株価を925円から840円に引き下げたものの、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」へ引き上げている。
■日野自動車 <7205> 1,425円 +50 円 (+3.6%) 本日終値
日野自動車<7205>が3日続伸。TIWでは、昨日、「同社の4~9月の営業利益が前年同期比9%増の540億円となったもよう」との一部観測記事が掲載されたことを受け、市場コンセンサスの544億円に沿う線で驚きはないと指摘。それでも、タイ・インドネシアなど海外主要市場での苦戦やその業績影響が懸念されて株価は低迷していただけに、同報道が過度の懸念後退につながる公算は大きいと解説。割安感から株価反発の可能性は高いと考え、レーティング「2+」を継続している。
■エムティーアイ <9438> 768円 +23 円 (+3.1%) 本日終値
エムティーアイ<9438>が反発。JAL<9201>が22日に、IoTを活用した位置管理ソリューションの実証実験を羽田空港で開始すると発表したことが材料視されているもよう。この実験ではエムティーアイが出資するJibe Mobile(東京都新宿区)が開発した位置管理ソリューション「Blu-trail」が利用される。
■味の素 <2802> 2,685円 +77.5 円 (+3.0%) 本日終値
味の素<2802>が3日続伸。同社は22日、カプシエイト類の一種で、同社独自の抗肥満素材である「ジヒドロカプシエイト」が、12年11月の食品・飲料用途に続き、9月18日に欧州委員会よりサプリメントおよび粉末飲料用途でNovel Food(ノベルフード、新規食品)の認可を追加取得したことを発表した。ジヒドロカプシエイトは、エネルギー代謝を亢進させる作用が確認されており、抗肥満効果が期待されている。同社は、独自の酵素技術によって、このジヒドロカプシエイトのより安定的な生産と供給を可能にしている。今回の認可により、EU加盟28カ国で食品・飲料に加えて、サプリメントや粉末飲料への利用が可能になる。
株探ニュース
コロナ<5909>が大幅反発。22日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の337億円から342億9000万円(前年同期比3.4%増)へ、営業損益を同12億円の赤字から9億円の赤字(前年同期4億3700万円の赤字)へ、最終損益を同7億5000万円の赤字から5億3000万円の赤字(同1億2800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。ルームエアコンと除湿機の積極的な販売活動と、販売最盛期における天候の後押しなどを受けて、空調・家電機器の販売が好調に推移したことが要因としている。
■ライトオン <7445> 1,146円 +47 円 (+4.3%) 本日終値
22日、ライトオン <7445> が月次業績動向を発表。10月度の既存店売上高が前年同月比24.5%増に拡大したことが買い材料視された。伸び率が前月の12.1%を大きく上回ったうえ、9ヵ月連続で前年比プラスとなったことが好感された。新作の秋物商品の売れ行きが好調だったほか、テレビCM効果で「MOCOMOCO」シリーズの販売も伸びた。また、前年に比べて休日が1日多かったことも寄与した。
■日本車輌製造 <7102> 332円 +13 円 (+4.1%) 本日終値
日本車両製造<7102>や川崎重工業<7012>などが買われている。JR東海<9022>が22日、「N700A」の追加投入や既存車両の改造で、16年度から19年度にかけて約1040億円を投じると発表しており、新幹線製造に関連する銘柄のビジネスチャンスが拡大するとの見方から買われているようだ。JR東海では700系からの置き換えとして現在、N700Aの投入を進めているが、16年度から19年度にかけてさらに20編成のN700Aを追加投入するという。これにより、19年度末には700系の置き換えが完了し、全ての車両がN700Aになる。また、追加投入する20編成を除いた既存車両について、地震ブレーク強化やパンタグラフへの状態監視機能追加などの改造工事を順次行うとしており、車体傾斜電磁弁装置などを手掛けるナブテスコ<6268>などにも買いが向かっている。
■セイコーエプソン <6724> 2,091円 +78 円 (+3.9%) 本日終値
セイコーエプソン<6724>が大幅に4日続伸。SMBC日興証券は、同社の新規カバレッジを投資評価「1」(アウトパフォーム)、目標株価3000円で開始するとのリポートをリリース。同社株価は、年初来では28.5%TOPIXをアンダーパフォーム、対ユーロでの円安メリット終焉、過去2四半期決算で会社計画未達など、大幅業績改善後の持続成長に株式市場は懐疑的であるものの、ピエゾ技術の潜在力は過小評価されている印象との見解を示している。
■富士フイルム <4901> 4,672円 +172 円 (+3.8%) 本日終値
富士フイルムホールディングス<4901>が反発。SMBC日興証券では、同社株は年初来でTOPIXを16.9%アウトパフォームしたため、「その持続性に対して株式市場はやや慎重になっている」としながらも、過去に実施してきたM&Aと構造改革効果で持続成長を描きやすい局面と指摘。今後はTACの減速をヘルスケアやBtoC復活でカバーするとみて、16年3月期営業利益を2000億円(会社予想は1900億円、市場コンセンサスは1966億円)と予想。レーティング「1」(アウトパフォーム)、目標株価5500円でカバレッジを開始している。
■サントリBF <2587> 4,870円 +175 円 (+3.7%) 本日終値
サントリー食品インターナショナル<2587>が急発進。モルガン・スタンレーMUFG証券では、15年12月期第3四半期累計(1~9月)の営業利益は、前年同期比11%増の718億円と予想。飲料各社が7~9月の収益で苦戦している中では健闘した数字になるとの見方で、欧州の業績次第ではこれを上回る可能性もあると解説。目標株価を6000円から5600円に引き下げるものの、レーティング「オーバーウエイト」を継続している。
■野村ホールディングス <8604> 782円 +28 円 (+3.7%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>が大幅反発。UBS証券では、16年3月期第2四半期決算で目先の悪材料は出尽くすと予想。目標株価を925円から840円に引き下げたものの、レーティングを「ニュートラル」から「バイ」へ引き上げている。
■日野自動車 <7205> 1,425円 +50 円 (+3.6%) 本日終値
日野自動車<7205>が3日続伸。TIWでは、昨日、「同社の4~9月の営業利益が前年同期比9%増の540億円となったもよう」との一部観測記事が掲載されたことを受け、市場コンセンサスの544億円に沿う線で驚きはないと指摘。それでも、タイ・インドネシアなど海外主要市場での苦戦やその業績影響が懸念されて株価は低迷していただけに、同報道が過度の懸念後退につながる公算は大きいと解説。割安感から株価反発の可能性は高いと考え、レーティング「2+」を継続している。
■エムティーアイ <9438> 768円 +23 円 (+3.1%) 本日終値
エムティーアイ<9438>が反発。JAL<9201>が22日に、IoTを活用した位置管理ソリューションの実証実験を羽田空港で開始すると発表したことが材料視されているもよう。この実験ではエムティーアイが出資するJibe Mobile(東京都新宿区)が開発した位置管理ソリューション「Blu-trail」が利用される。
■味の素 <2802> 2,685円 +77.5 円 (+3.0%) 本日終値
味の素<2802>が3日続伸。同社は22日、カプシエイト類の一種で、同社独自の抗肥満素材である「ジヒドロカプシエイト」が、12年11月の食品・飲料用途に続き、9月18日に欧州委員会よりサプリメントおよび粉末飲料用途でNovel Food(ノベルフード、新規食品)の認可を追加取得したことを発表した。ジヒドロカプシエイトは、エネルギー代謝を亢進させる作用が確認されており、抗肥満効果が期待されている。同社は、独自の酵素技術によって、このジヒドロカプシエイトのより安定的な生産と供給を可能にしている。今回の認可により、EU加盟28カ国で食品・飲料に加えて、サプリメントや粉末飲料への利用が可能になる。
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