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【材料】和田興産---『ワコーレ』ブランドで分譲マンションを企画・開発


和田興産<8931>は、分譲マンション事業、戸建て住宅事業、賃貸事業等を手掛けている。分譲マンション事業では、『ワコーレ』ブランドで、主に50戸前後の分譲マンションを企画・開発。神戸・明石・阪神間を中心としたベルトエリアに開発を徹底深耕している。事業開始からの累計供給戸数は約15,500戸で、神戸市内の供給戸数は14年連続で第1位を達成。戸建て住宅事業では、『ワコーレノイエ』ブランドで木造戸建分譲住宅を開発。賃貸事業では、『ラ・ウェゾン』『ヴィアノ』シリーズなど、住居系で90%以上の高稼働率を確保している。

足元の業績では、2016年2月期第2四半期(15年3月~8月)決算は、売上高が前年同期比28.3%減の103.25億円、営業利益が同49.2%減の6.06億円、経常利益が同78.0%減の1.89億円、四半期純利益が同79.9%減の1.02億円だった。主力の分譲マンション販売で、前年同期に比べ新規発売物件が減少したことから契約獲得総数も減少。ただ、安定的なビジネスである賃貸収入は堅調で、新規2物件の取得などの成果もあった。

2016年2月期通期については、売上高が前期比2.0%減の295億円、営業利益が同2.9%減の27.5億円、経常利益が同2.7%減の20億円、純利益が同1.6%増の12億円を見込んでいる。分譲マンション販売は、マンションの竣工後、購入者への引渡し時に売上計上。開発時期や工期の関係で、今期は第4四半期中に引渡しが集中する見込みとなっている。総戸数が471戸と大型の分譲マンションである「ワコーレシティ神戸三宮」が、2015年10月竣工予定、2016年2月から引渡予定であり、売上、利益に大きく寄与する見込みである。

現在は、市街地中心部において100~200戸規模の大型物件を複数プロジェクト開発中である。また今後は、主力エリアの神戸・明石・阪神間をベースに、北摂、姫路へ事業エリアを拡大することにより成長していく。

《SF》

 提供:フィスコ

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