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2015年10月22日15時40分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):セイノーHD、村田製、ディーエヌエ、IHI

■サカタのタネ <1377>  2,478円  +26 円 (+1.1%)  本日終値
 サカタのタネ<1377>が3日続伸で年初来高値を更新。国際的に競争力の高い種子メーカーとしてTPPでクローズアップされた国内農業の成長を担う中核銘柄。同社は海外19カ国・26カ所で生産拠点を擁し、新興国を中心とした海外市場の開拓に注力している。中国向けでは人参の種子が伸びているほか、「カレーのメッカであるインドでは具材としてカリフラワーやビーツの種子に対する需要が拡大している」(国内中堅証券)という。

■セイノーHD <9076>  1,331円  +14 円 (+1.1%)  本日終値
 国内大手証券の中小型物流と私鉄の7~9月期決算プレビューでは、物流で4~9月期の会社計画に対する営業利益達成率が最も良いのはセイノーホールディングス<9076>&トランコム<9058>と予想。私鉄各社は計画がもともと慎重なことから全社が超過するとみて、3PL(物流の受託業務)を主力とする日立物流<9086>やセンコー<9069>は、コストアップが小さくとどまったこともあり会社計画を上回ったと解説。今後を見据えると需要面に不透明要因が多いとして、7~9月期決算が良く、豊富なFCFをベースにした株主還元が実行される可能性があるセイノーHDと住友倉庫<9303>を買い推奨している。

■村田製作所 <6981>  16,055円  +165 円 (+1.0%)  本日終値
 村田製作所<6981>、アルプス電気<6770>、TDK<6762>など電子部品株がそろって買われている。前日に「7~9月期の電子部品大手6社の受注総額が前年同期比で14%伸び四半期で過去最高を更新したようだ」と日本経済新聞が報じたことで、一斉高に買われたが、きょうもその流れが継続している、8月下旬以降、中国向けスマホ需要の停滞などが観測されるなかで中国依存比率の高いセクターとして売りに押されていたが、足もとは日経報道を機に買い戻しが顕在化しているもよう。ただ、下期の中国リスクをどの程度株価に織り込んでいるかは定かではなく、トレンドフォローで上値を買う動きも限定的のようだ。

■ブロンコビリー <3091>  2,370円  +5 円 (+0.2%)  本日終値
 ブロンコビリー<3091>が小高い。いちよし経済研究所は同社のフェアバリューを3350円から3200円へ引き下げている。いちよしでは、15年12月期第4四半期(10~12月)で同社は5店舗の新規出店が決定していたものの、2店舗程度出店が16年12月期に期ズレしそうであるとみて、出店経費(人材募集費等も含む)を考慮して15年12月期の販管費比率を55.8%から56.8%へ見直したことから、15年12月期の営業利益見通しを前回見通しに対して下方修正している。ただ、ステーキ業態の勝ち組という見方は変えないとの見解を示し、レーティングは「A」(買い)を継続している。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,379円  +1 円 (+0.0%)  本日終値
 ディー・エヌ・エー<2432>が小幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、同社の利益水準はボトム期にあると考え、今後は任天堂<7974>との協業によるゲームアプリや会員サービスにより中期業績拡大が見込めると指摘。任天堂が10月29日予定の中間決算説明会で、これらの詳細を発表する可能性が高いとみて、今後の業績拡大への透明性が増せば、株価はポジティブに反応すると予想。レーティング「オーバーウエイト」を継続している。

■IHI <7013>  329円  -39 円 (-10.6%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 IHI<7013>が急反落。21日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、営業利益を従来予想の750億円から500億円(前期比21.0%減)へ、純利益を同390億円から180億円(同98.2%増)へ下方修正したことが嫌気されている。なお、売上高は1兆5800億円(同8.5%増)で従来予想を据え置いた。上期にF-LNG・海洋構造物事業における採算悪化が想定を上回ったことが下方修正の主な要因という。また、原油安や中国経済の低迷など外部環境の悪化を受けて資源・エネルギー・環境および産業システム・汎用機械事業領域の売上高が当初想定より減少したことや、資源・エネルギー・環境事業領域の一部受注工事で追加費用の計上が見込まれることなども響いたとしている。

■東洋鋼鈑 <5453>  390円  -27 円 (-6.5%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 東洋鋼鈑<5453>が大幅反落。国内大手証券では、9月25日に下方修正された会社計画の達成は容易ではなく、投資タイミングではないと指摘。10月6日に発表した富士テクニカ宮津<6476>のTOBは、中期成長性を高める可能性を持っているものの、中国など新興国向けの先行きの需要に不透明感があることやシナジー創出がまだ明確でない点を踏まえると、大きな利益貢献を織り込むには時期尚早と解説。レーティングを「バイ」から「ニュートラル」に、目標株価を650円から430円に引き下げている。

■住友化学 <4005>  661円  -39 円 (-5.6%)  本日終値  東証1部 下落率9位
 住友化学<4005>が反落。21日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4~9月)連結業績について、売上高を従来予想の1兆1000億円から1兆750億円(前年同期比4.7%減)へ下方修正した一方、営業利益を同620億円から740億円(同2倍)へ、純利益を同380億円から600億円(同2.7倍)へ上方修正したが、材料出尽くし感からいったん利益を確定する動きが優勢のようだ。情報電子化学や石油化学などの出荷減少で、売上高は従来予想を下回るものの、石油化学や健康・農業関連事業における交易条件改善や円安の影響で、営業利益は前回予想を上回るという。また、持ち分法投資利益の増加や、当初、第3四半期以降に予定していた投資有価証券の売却が前倒しで行われたことで、純利益の修正幅が大きくなったとしている。

■パソナグループ <2168>  916円  -49 円 (-5.1%)  本日終値
 パソナグループ<2168>は下値拾いの好機と考えたい。改正労働者派遣法成立によるイベント通過と、第1四半期(6~8月)業績で経常利益が前年同期比10%減となったことなどから、株価は1000円を下回る水準で推移しているが、業績上振れ期待を背景に、早晩、出直りが予想される。キャリアソリューション事業で、前期に続き人材紹介が好調なことに加え、前期に低迷していた再就職支援で新規案件が増えていることが増益に貢献。人材事業以外の新規事業で苦戦もみられるが、子会社ベネフィット・ワン<2412>も寄与し、16年5月期通期経常利益46億円(前期比38%増)予想は上振れの可能性が高い。

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