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【市況】明日の株式相場見通し=投資姿勢弱気に傾く、25日線割れで調整機運

 15日の東京株式市場は、大幅続落で調整色が強まるなか、売り優勢の展開になりそうだ。日経平均株価は14日終値で、前日比343円74銭安の1万7891円00銭と、5日以来6日ぶりに25日移動平均線(1万7966円=14日)を下回った。
 市場関係者からは「心理的フシ目の日経平均株価1万8000円や25日移動平均線を比較的あっさりと割り込んだことで、投資家の姿勢が弱気に傾いているようだ」との見方が出ている。
 14日の東京株式市場は、前日の欧米株安を受けリスク回避の流れが継続、日経平均株価は大幅続落となった。中国9月の消費者物価指数が事前の市場予想を下回り中国関連の機械、電機関連が売られ、銀行や保険株など金融セクター、鉄鋼、非鉄の下げも加速した。
 日程面では、スマートフォン向けアプリの紹介記事などを掲載するメディアサイト「AppBank.net」の運営などを手掛けるAppBank<6177>が東証マザーズに新規上場する。このほかに、8月の鉱工業生産指数確報、8月の第3次産業活動指数、9月の首都圏マンション発売に注目。海外では、EU首脳会合(~16日)、米9月の消費者物価指数が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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