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【市況】東京株式(大引け)=203円安、利益確定売り優勢で反落

 13日の東京株式市場は終始利益確定の売りが優勢だった。ただ、値上がり銘柄も多く、好業績銘柄中心に個別株物色の動きは旺盛だった。
 大引けの日経平均株価は前週末比203円93銭安の1万8234円74銭と反落。東証1部の売買高概算は21億1524万株、売買代金概算は2兆4044億4000万円。値上がり銘柄数は845、対して値下がり銘柄数は933、変わらずは122銘柄だった。
 3連休明けとなったきょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが7日続伸したものの、欧州株は総じて軟調だったこともあり、前週末の上昇の反動から売りに押される展開となった。為替が1ドル=120円を割り込む水準でやや円高に振れたことや、中国貿易統計の発表を受けて、上海株をはじめアジア株が軟調気味に推移したことも輸出主力株を中心にマイナスに働いた。また、原油安を背景に資源関連株が売られたほか、先物主導の裁定解消売りも足を引っ張った。ただ、中小型株には買われる銘柄も多く、日経平均の下げ幅ほど地合いは悪くなかったともいえる。
 個別では、トヨタ<7203>が軟調、ファーストリテ<9983>も大幅安。ファナック<6954>、日電産<6594>も売られた。竹内製作<6432>、東芝機<6104>が急落、コロプラ<3668>、日東電工<6988>の下げも目立った。半面、富士重<7270>が堅調、JAL<9201>も買われた。サカタのタネ<1377>、ライオン<4912>、シャープ<6753>も物色人気に。宮越HD<6620>がストップ高、ジェイコムHD<2462>も一時値幅制限上限まで買われた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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