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【材料】ライオンが大幅高、業績好調なディフェンシブに買いの矛先

 ライオン<4912>が前週末比8%の大幅高で8月12日につけた年初来高値1225円を2カ月ぶりに視界にとらえている。きょうの東京市場は中国貿易統計で輸入の落ち込みが明らかとなる中、自動車などの輸出主力株は手掛けにくく、内需株も郵政上場を控えて銀行や保険などの金融関連株にも換金売りが出ている。そのなか、消去法的にディフェンシブセクターとして業績好調な同社株や花王<4452>などのトイレタリー関連銘柄に、物色の矛先が向かいやすくなっている。市場関係者によると「同社は今夏の猛暑を追い風に売り上げが拡大しており、15年12月期業績見通しも市場コンセンサスより控えめで上振れ余地が意識されているようだ。また、同社株はバークレイズ証券が9日付で最下位の『アンダーウエート』から中立の『イコールウエート』に投資判断を引き上げたこともプラスに働いている」(国内ネット証券大手)と指摘している。

ライオンの株価は13時53分現在1124円(△85円)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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