市場ニュース

戻る
 

【材料】マツダが大幅高で8連騰、VW排ガス不正問題による風評被害をチャンスになると見た買いが流入

 マツダ<7261>が大幅高で8連騰となり、8月21日以来の高値水準に回復してきた。円が対ドルで3日ぶり小反落推移と追い風となるなか、独フォルクスワーゲン(VW)社製ディーゼル車で排ガス検査不正問題が判明したが、これがマツダにはチャンスとなると見た買いが流入し始めたようだ。

 9日付けの日経新聞電子版では、「VW社の排ガス不正問題による「風評被害」はチャンスに変えられるか」と報じ、同社とVW社のディーゼルエンジンの構造が大きく異なり、排ガスを浄化するのではなく、独自技術を開発し排ガスの汚染物質そのものを減らす一段階上の装置で各国の環境規制をクリアしている。場合によっては逆風を追い風に変えることもできる・・などと伝えている。
 6月の戻り高値から前週にはほぼ1000円弱安の1759円の年初来安値に下げていたうえ、前日には外資系証券が目標株価3100円とし投資判断「オーバーウェイト」を継続して逆行高していたことも後押ししたいるようだ。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

株探からのお知らせ

    日経平均