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【市況】東京株式(寄り付き)=米株高受けて買い優勢で始まる

 9日の東京株式市場は買い先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比140円高の1万8281円と反発。前日に日経平均は目先利益確定の動きが表面化し7日ぶりに調整を入れたが、東証1部の騰落レシオは100%を下回る水準での推移が続いており過熱感には乏しく、きょうは仕切り直す動きに。前日の米国株市場では9月開催のFOMC議事要旨が年内利上げを強く示唆する内容ではなかったとの見解が広がり、これを好感するかたちでNYダウが5日続伸し、上値の心理的なフシ目である1万7000ドル台を回復した。東京市場でも主力株中心にリスクをとりやすい環境が続く。ただ、国内では小売関連企業の決算に冴えを欠くものが多く、内需に対する不透明感が芽生えていることは相場全体に重荷となる。1ドル=120円近辺で煮詰まりをみせる円ドル相場や、国慶節に伴う大型連休明けに高く始まった中国・上海株の動向なども引き続き意識されそうだ。寄り付き時点で業種別では33業種中、小売、ガラス土石、ゴム製品を除き高い。値上がり上位に鉱業、鉄鋼、非鉄、機械、石油など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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