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【通貨】明日の為替相場見通し=日銀会合の結果を注視

 あすの東京外国為替市場のドル円相場は、日銀金融政策決定会合の結果で値の荒い展開が予想される。予想レンジは1ドル=119円50~120円90銭。前日発表の米ISM非製造業景況感指数が弱含みの結果となるなか、米利上げ観測の後退からNYダウが上昇。これを受け、この日の東京市場も日経平均株価が続伸し、ドル円も120円前半での堅調な値動きとなった。日銀の追加緩和思惑が円安要因となっているが、あすは注目の日銀会合の結果が発表される。市場には、10月の日銀会合での追加緩和観測があり、月末30日の開催時の緩和発表が有力視されている。このなか黒田日銀総裁はサプライズを狙いあす追加緩和を公表するとの思惑がある。もっとも「黒田総裁の姿勢からみて追加緩和はないだろう」(アナリスト)との見方も多い。強弱感が対立しているが、いずれにせよあすの結果発表の直後は為替相場が乱高下することも予想される。(岡里英幸)



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年10月06日 18時34分

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