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【市況】【今日の相場見通し】 本日の予想レンジ 17,600円~17,900円。 

 米ダウ平均は、注目の雇用統計が市場予想を下回る結果となったことを嫌気し、寄り付きから大幅下落となったが、年内の利上げ観測後退や、原油価格上昇を好感し徐々に買い方が優勢となり、結局指数は大きく値上がりして取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)200円高(円建て)と大幅上昇で取引を終えていことから、東京市場の朝方も買い先行からシカゴの清算値である17,870円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に進展が見られるなど、外部環境がやや明るさを取り戻していることから、幅広いセクターに買戻しの動きが見られそうだが、為替市場では米利上げ観測後退によりドルの上値が重いことから、輸出セクターはやや伸び悩む展開が想定される。

 テクニカル的には、ローソク足の実体(始値と終値の両方)でボリンジャーバンドの-1σ(17,542円前後)回復したことから、ここを下値支持線として25日移動平均線(18,028円前後)突破から大台回復を埋めることを目指す展開がとなりそうだ。

 新興市場のジャスダック平均は、金曜日の取引で長らく上値を抑えていた5日移動平均線(2,462ポイント前後)を突破したしたことから、次の上値メドは25日移動平均線(18,028円前後)が意識され、マザーズ指数は、25日移動平均線(769ポイント前後)をサポートラインとしながら、目先の上値抵抗線であるボリンジャーバンドの+1σ(792ポイント前後)のバンドブレイクを目指す値動きが推測される。

 本日の予想レンジ 17,600円~17,900円。(ストック・データバンク 編集部)

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