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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は4日ぶり大幅反落、ファーストリテとファナックで約72円押し下げ


18日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり11銘柄、値下がり213銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は4日ぶり大幅反落。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが決定された。NYダウは、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見などを受けて一時急騰する場面もあったが、引けにかけて下げに転じ、65ドル安で取引を終えた。こうした流れを受けて、日経平均は156円安からスタートすると、朝方に一時18069.50円(前日比362.77円安)まで下落する場面があった。売り一巡後は連休を控え18150円-18200円水準でのもみ合いが続いたが、大引けにかけて再度弱含む形となった。

大引けの日経平均は前日比362.06円安の18070.21円となった。東証1部の売買高は24億868万株、売買代金は2兆6543億円だった。業種別では、保険業が5%下げたほか、鉄鋼、ガラス・土石製品、陸運業が下落率上位だった。一方、上昇したのは情報・通信業のみだった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約72円押し下げた。ファーストリテは下げ幅を拡大する展開が続き、2.6%安と本日の安値で取引を終えた。ファナックは2.8%安と4日ぶり反落。輸出関連株は前日までリバランスによる買いが優勢だった。ダイキン<6367>は4%を超える下げとなった。値下がり銘柄数は構成銘柄の9割を超える213と、前引け時点の206から増加した。

一方、値上がり寄与トップはKDDI<9433>となり、約27円の押し上げ要因に。前日まで大きく下げていたが、本日は自律反発を狙った買いが強まり4.4%の上昇となった。通信大手ではソフトバンクG<9984>もプラスを確保した。2位の7&I-HD<3382>は、イトーヨーカ堂の全店舗の2割に当たる40店を閉鎖する方針を固めたと報じられている。パイオニア<6773>は自動運転車関連として関心が高まり、連日で年初来高値を更新している。


*15:00現在


日経平均株価  18070.21(-362.06)

値上がり銘柄数  11(寄与度+35.68)
値下がり銘柄数 213(寄与度-397.74)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9433> KDDI 2747.5 115
.5 +27.21
<3382> 7&I-HD 5158 92 +3.61
<9984> ソフトバンクG 6270 26 +3.06
<6473> ジェイテクト 1839 19 +0.75
<7269> スズキ 3858.5 12 +0.47
<6773> パイオニア 281 10 +0.39
<8304> あおぞら銀行 436 2 +0.08
<8803> 平和不 1269 9 +0.07
<7211> 三菱自 982 8 +0.03
<7261> マツダ 1970 1
.5 +0.01
<5020> JX 453.4 0
.1 +0
.00

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 46160 -1245 -48.88
<6954> ファナック 20200 -585 -22.97
<6971> 京セラ 5848 -189 -14.84
<6367> ダイキン 7328 -306 -12.01
<6988> 日東電 7555 -245 -9.62
<9735> セコム 7495 -240 -9.42
<8035> 東エレク 6231 -236 -9.26
<4452> 花王 5037 -207 -8.13
<4063> 信越化 6387 -204 -8.01
<2914> JT 4009.5 -161
.5 -6.34
<6762> TDK 7510 -150 -5.89
<4324> 電通 6200 -140 -5.50
<4901> 富士フイルム 4720.5 -129 -5.06
<4543> テルモ 3210 -60 -4.71
<1925> 大和ハウス 2959 -118
.5 -4.65
<7751> キヤノン 3600 -78 -4.59
<4507> 塩野義 4535 -110 -4.32
<6758> ソニー 3115 -109
.5 -4.30
<7267> ホンダ 3799 -54
.5 -4.28
<7203> トヨタ 7234 -104 -4.08

《NH》

 提供:フィスコ

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