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【市況】東京株式(大引け)=68円高、売買錯綜で荒い値動き続く

 7日の東京株式市場は海外株安を受けて朝方売り優勢で始まったが、その後は前週末終値をはさみ右往左往する展開。結局、日経平均株価はプラス圏で引けた。
 大引けの日経平均株価は前週末比68円31銭安の1万7860円47銭と反発。東証1部の売買高概算は23億8381万株、売買代金概算は2兆3548億3000万円。値上がり銘柄数は724、対して値下がり銘柄数は1060、変わらずは112銘柄。朝方の全面安商状から全体相場は切り返したが、それでも値下がり銘柄は1000を超え、値上がりを大きく上回った。
 きょうの東京市場は、前週末の欧米株市場が総じて大きく下げたことでリスク回避ムードの強い動きとなった。前週発表された8月の米雇用統計の結果は強弱入り交じる内容で、早期利上げの可能性に市場は警戒感を抱いている。中国経済に対する不透明感や不安定な上海株市場の動向も背景に、依然として疑心暗鬼の強い相場が続く。ただ、下値では買い戻しや押し目買いも観測され、前週同様に先物主導のインデックス売買も絡み、上下に値動きの荒い展開となった。
 個別では、トヨタ<7203>が朝安から切り返し、リコー<7752>、ディー・エヌ・エー<2432>なども買われた。クボテック<7709>がストップ高、SKジャパン<7608>、マーベラス<7844>も値を飛ばした。東製鉄<5423>、日本M&A<2127>、塩水港精糖<2112>も物色人気。半面、ソフトバンク<9984>が軟調、任天堂<7974>も安い。カナモト<9678>が急落、平和不<8803>、日東紡<3110>も大幅安。ダイヘン<6622>、ディップ<2379>も売られた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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