【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ツムラ、久光薬、JT、ファストリ
■ツムラ <4540> 2,786円 +231 円 (+9.0%) 本日終値 東証1部 上昇率3位
ツムラ<4540>が急反発。欧州大有力証券の強気リポートが買い材料視され、高いところでは前日比271円高となる2826円まで急伸する場面があった。欧州有力証券では、「足元の国内医療用漢方薬の売り上げが強含みで推移している」と指摘。「原料生薬のコストアップなどのネガティブ要因は株価には織り込まれている」とみて、トップラインの回復によるポジティブな要因を評価する展開を想定。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を3000円から3100円に引き上げている。
■NIPPO <1881> 2,080円 +74 円 (+3.7%) 本日終値
NIPPO<1881>が高い。建設株が上昇する地合いで舗装工事大手のNIPPOにも買い人気化している印象。証券関係者からは、国内大手の大和証券がNIPPOの目標株価を引き上げる内容のレポートを発行したことが確認されている。大和証券では「舗装土木の官庁工事回復に期待」として2016年3月期の業績予想を上方修正したうえで、目標株価を従来の2000円から新目標株価2400円に引き上げたことが伝わっている。経済環境は株安もあり、政治的要因で公共事業投資を増やす景気対策を期待する見通しも出ていることから、建設株や関連する素材、舗装工事のNIPPOなどに買いが向かったようだ。特にチャート面からも25日移動平均線をブレイク、75日移動平均線もブレイクしたことは急落後のリバウンドが強いトレンド銘柄でありチャート妙味も出てきた。
■コシダカHD <2157> 2,479円 +70 円 (+2.9%) 本日終値
1日、コシダカHD <2157> [JQ]が子会社コシダカが運営する「ひとりカラオケ専門店ワンカラ」向けにオンライン英会話「e英会話」の提供を開始すると発表したことが買い材料。オンライン英会話「e英会話」はテレビ電話ソフト「スカイプ」を使って海外にいる講師と受講者がパソコンで英会話を学習するサービス。自宅だけではなく、ワンカラ店舗においても自分の時間の都合に合わせた受講が可能となる。発表を受けて、業容拡大による収益貢献に期待する買いが向かった。
■久光製薬 <4530> 4,120円 +90 円 (+2.2%) 本日終値
東京株式市場は8月以降、日経平均株価が下落基調にあるが、このなか自社株買いを発表する銘柄が増えている。自社株買いの実施は、企業による株安への対応とも受け止められ、株価の上昇が見込める。こうしたなか、野村証券は1日「自社株買い余地に着目」とのリポートを発表した。同証券では「自社株買いと株価には本来逆相関の関係が想定でき、足もとの株価水準が自社株買いを誘発する効果も期待できる」と指摘。特に、自社株取得枠を設定し、実施余地がある企業は、相対的に底堅い需給環境が期待できる、とみている。同証券では、自社株買いを発表したが、株式取得を実施していない企業として久光製薬<4530>、サイゼリヤ<7581>、福山通運<9075>、KADOKAWA・DWANGO<9468>、カナモト<9678>などを挙げている。
■JT <2914> 4,234.5円 +82 円 (+2.0%) 本日終値
JT<2914>が反発。前日は日経平均株価が700円超の下落でコア銘柄が大幅安となったが、売られ過ぎ値ごろ感からか押し目買いも意欲的なようだ。市場ではJPモルガン証券が8月28日にリリースしたアナリストレポートを再び材料視する声が聞こえた。JPモルガンでは「中国ショックの最中にルーブル安が再来」とサブタイトルで紹介したリポートが悲観相場の中で、投資家にはポジティブに受け止められた。アナリストは、JTの下値サポートを1月ルーブル安で急落した3100円から4000円に切り上がったと指摘、「業績下方修正が予想されるが悪材料出尽くしによる押し目買いを推奨」と紹介している。
■ファーストリテイリング <9983> 48,400円 +920 円 (+1.9%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が大幅高、一時は49595円まで買われ値上がりは2115円に達した。東証一部市場の売買代金ランキングで三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が弱い中で急反発は目立つ存在になっている。市場関係者の間では9月1日まで売られ過ぎたという見方や、リバウンドを先取りした買いという見方、本日予定されている8月のユニクロ月次売上高の発表を買い手掛かり材料視しているという見方があった。某運用サイド関係者からは「直近までユニクロの売上高が2か月連続のマイナスとなっていることから、大引けまで株高が保たれるかわからない。」という内容を見極めるまでは慎重な意見も聞かれた。
■東ソー <4042> 523円 +8 円 (+1.6%) 本日終値
東ソー<4042>が反発。岡三証券が1日付でレーティングを新規「強気」、目標株価を750円に設定している。石油化学、クロル・アルカリで安定的にキャッシュを稼ぎ、成長が見込まれる機能商品へ積極的に投資をするという事業戦略を評価。今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の670億円(前期実績513億9700万円)に対して、同証券では700億円、来期を750億円と予想している。
■イズミ <8273> 4,975円 +50 円 (+1.0%) 本日終値
広島県に本拠を構えるイズミ<8273>が3日ぶりに反発。前日に全面安商状の中、275円安で引けた反動のほか、1日引け後、同様に広島県に本拠を構え、食品スーパーを中心に64店舗を展開するユアーズとの間で資本業務提携を締結し、ユアーズによる第三者割当増資を引き受けてユアーズを子会社化すると発表しており、買い手掛かり材料視されているようだ。イズミはユアーズの発行する普通株式802万1200株を4億9731万4400円で、及びB種種類株式400万株を40億円で取得する。イズミでは、2016年2月期連結業績に与える影響は軽微としている。これににより、増資後のイズミの決議権割合が50.3%となり、ユアーズはイズミの連結子会社となる。イズミは6月30日引け後にユアーズと資本業務提携を行うこと、および資本業務提携の一環としてユアーズの第三者割り当て増資をイズミが引き受けると発表していた。ユアーズは小商圏型店舗が中心で、広域型大型店舗が主力のイズミと商圏棲み分けができるため、スケールメリットが十分に生かせるなどとの見方から翌7月1日に株価が上昇した経緯があり、きょうはユアーズの連結子会社化発表で改めて買われている。
■TSIホールディングス <3608> 899円 +9 円 (+1.0%) 本日終値
1日、TSIHD <3608> が投資有価証券売却益が発生したと発表したことが買い材料視された。保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、16年2月期第2四半期に投資有価証券売却益22.6億円を計上する。同時に、6月1日から8月28日まで募集した希望退職に528人が応募したと発表。これに伴い、退職金や特別加算金などの支給に伴う費用として、約13億円を同期の特別損失に計上する。
■ミクシィ <2121> 3,980円 +35 円 (+0.9%) 本日終値
ミクシィ<2121>が3日ぶりに反発。いちよし経済研究所は1日、同社株のレーティングの「A」を継続するとともにフェアバリューを7300円から8000円に引き上げた。主力ゲームの「モンスターストライク(モンスト)」が想定を上回るペースで拡大していることを評価。第1四半期(4~6月)の売上高は500億円(前四半期比12%増)、営業利益は243億円(同7%増)だったが、同経研の予想を上回ったという。「モンスト」の利用者数が右肩上がりを続けており、課金率も予想ほど低下しなかったことが要因とみている。今後の期待材料としては、「モンスト」の北米展開や新作ゲーム、チケットフリマサービス「チケットキャンプ」などを挙げている。
株探ニュース
ツムラ<4540>が急反発。欧州大有力証券の強気リポートが買い材料視され、高いところでは前日比271円高となる2826円まで急伸する場面があった。欧州有力証券では、「足元の国内医療用漢方薬の売り上げが強含みで推移している」と指摘。「原料生薬のコストアップなどのネガティブ要因は株価には織り込まれている」とみて、トップラインの回復によるポジティブな要因を評価する展開を想定。レーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に、目標株価を3000円から3100円に引き上げている。
■NIPPO <1881> 2,080円 +74 円 (+3.7%) 本日終値
NIPPO<1881>が高い。建設株が上昇する地合いで舗装工事大手のNIPPOにも買い人気化している印象。証券関係者からは、国内大手の大和証券がNIPPOの目標株価を引き上げる内容のレポートを発行したことが確認されている。大和証券では「舗装土木の官庁工事回復に期待」として2016年3月期の業績予想を上方修正したうえで、目標株価を従来の2000円から新目標株価2400円に引き上げたことが伝わっている。経済環境は株安もあり、政治的要因で公共事業投資を増やす景気対策を期待する見通しも出ていることから、建設株や関連する素材、舗装工事のNIPPOなどに買いが向かったようだ。特にチャート面からも25日移動平均線をブレイク、75日移動平均線もブレイクしたことは急落後のリバウンドが強いトレンド銘柄でありチャート妙味も出てきた。
■コシダカHD <2157> 2,479円 +70 円 (+2.9%) 本日終値
1日、コシダカHD <2157> [JQ]が子会社コシダカが運営する「ひとりカラオケ専門店ワンカラ」向けにオンライン英会話「e英会話」の提供を開始すると発表したことが買い材料。オンライン英会話「e英会話」はテレビ電話ソフト「スカイプ」を使って海外にいる講師と受講者がパソコンで英会話を学習するサービス。自宅だけではなく、ワンカラ店舗においても自分の時間の都合に合わせた受講が可能となる。発表を受けて、業容拡大による収益貢献に期待する買いが向かった。
■久光製薬 <4530> 4,120円 +90 円 (+2.2%) 本日終値
東京株式市場は8月以降、日経平均株価が下落基調にあるが、このなか自社株買いを発表する銘柄が増えている。自社株買いの実施は、企業による株安への対応とも受け止められ、株価の上昇が見込める。こうしたなか、野村証券は1日「自社株買い余地に着目」とのリポートを発表した。同証券では「自社株買いと株価には本来逆相関の関係が想定でき、足もとの株価水準が自社株買いを誘発する効果も期待できる」と指摘。特に、自社株取得枠を設定し、実施余地がある企業は、相対的に底堅い需給環境が期待できる、とみている。同証券では、自社株買いを発表したが、株式取得を実施していない企業として久光製薬<4530>、サイゼリヤ<7581>、福山通運<9075>、KADOKAWA・DWANGO<9468>、カナモト<9678>などを挙げている。
■JT <2914> 4,234.5円 +82 円 (+2.0%) 本日終値
JT<2914>が反発。前日は日経平均株価が700円超の下落でコア銘柄が大幅安となったが、売られ過ぎ値ごろ感からか押し目買いも意欲的なようだ。市場ではJPモルガン証券が8月28日にリリースしたアナリストレポートを再び材料視する声が聞こえた。JPモルガンでは「中国ショックの最中にルーブル安が再来」とサブタイトルで紹介したリポートが悲観相場の中で、投資家にはポジティブに受け止められた。アナリストは、JTの下値サポートを1月ルーブル安で急落した3100円から4000円に切り上がったと指摘、「業績下方修正が予想されるが悪材料出尽くしによる押し目買いを推奨」と紹介している。
■ファーストリテイリング <9983> 48,400円 +920 円 (+1.9%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>が大幅高、一時は49595円まで買われ値上がりは2115円に達した。東証一部市場の売買代金ランキングで三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>など銀行株が弱い中で急反発は目立つ存在になっている。市場関係者の間では9月1日まで売られ過ぎたという見方や、リバウンドを先取りした買いという見方、本日予定されている8月のユニクロ月次売上高の発表を買い手掛かり材料視しているという見方があった。某運用サイド関係者からは「直近までユニクロの売上高が2か月連続のマイナスとなっていることから、大引けまで株高が保たれるかわからない。」という内容を見極めるまでは慎重な意見も聞かれた。
■東ソー <4042> 523円 +8 円 (+1.6%) 本日終値
東ソー<4042>が反発。岡三証券が1日付でレーティングを新規「強気」、目標株価を750円に設定している。石油化学、クロル・アルカリで安定的にキャッシュを稼ぎ、成長が見込まれる機能商品へ積極的に投資をするという事業戦略を評価。今16年3月期通期業績を連結営業利益で会社側計画の670億円(前期実績513億9700万円)に対して、同証券では700億円、来期を750億円と予想している。
■イズミ <8273> 4,975円 +50 円 (+1.0%) 本日終値
広島県に本拠を構えるイズミ<8273>が3日ぶりに反発。前日に全面安商状の中、275円安で引けた反動のほか、1日引け後、同様に広島県に本拠を構え、食品スーパーを中心に64店舗を展開するユアーズとの間で資本業務提携を締結し、ユアーズによる第三者割当増資を引き受けてユアーズを子会社化すると発表しており、買い手掛かり材料視されているようだ。イズミはユアーズの発行する普通株式802万1200株を4億9731万4400円で、及びB種種類株式400万株を40億円で取得する。イズミでは、2016年2月期連結業績に与える影響は軽微としている。これににより、増資後のイズミの決議権割合が50.3%となり、ユアーズはイズミの連結子会社となる。イズミは6月30日引け後にユアーズと資本業務提携を行うこと、および資本業務提携の一環としてユアーズの第三者割り当て増資をイズミが引き受けると発表していた。ユアーズは小商圏型店舗が中心で、広域型大型店舗が主力のイズミと商圏棲み分けができるため、スケールメリットが十分に生かせるなどとの見方から翌7月1日に株価が上昇した経緯があり、きょうはユアーズの連結子会社化発表で改めて買われている。
■TSIホールディングス <3608> 899円 +9 円 (+1.0%) 本日終値
1日、TSIHD <3608> が投資有価証券売却益が発生したと発表したことが買い材料視された。保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、16年2月期第2四半期に投資有価証券売却益22.6億円を計上する。同時に、6月1日から8月28日まで募集した希望退職に528人が応募したと発表。これに伴い、退職金や特別加算金などの支給に伴う費用として、約13億円を同期の特別損失に計上する。
■ミクシィ <2121> 3,980円 +35 円 (+0.9%) 本日終値
ミクシィ<2121>が3日ぶりに反発。いちよし経済研究所は1日、同社株のレーティングの「A」を継続するとともにフェアバリューを7300円から8000円に引き上げた。主力ゲームの「モンスターストライク(モンスト)」が想定を上回るペースで拡大していることを評価。第1四半期(4~6月)の売上高は500億円(前四半期比12%増)、営業利益は243億円(同7%増)だったが、同経研の予想を上回ったという。「モンスト」の利用者数が右肩上がりを続けており、課金率も予想ほど低下しなかったことが要因とみている。今後の期待材料としては、「モンスト」の北米展開や新作ゲーム、チケットフリマサービス「チケットキャンプ」などを挙げている。
株探ニュース